今年も静岡県立大学の漢方講座に参加してきました。
今回のテーマは、「氣について 漢方によるアンチエージング」
二宮文乃先生の講義でした。
氣、血、水が、バランスよく働くことで、健康でいられるのですが、
特に氣虚(正氣の不足)、氣鬱(氣の滞り)、氣逆(氣が上る)により
血、水にも影響を及ぼし、バランスが崩れるメカニズムの説明がありました。
老化はこのバランスが崩れ、免疫が低下することで進み方も増します。
また、老化に伴い色々な症状が出てきますが、
西洋医学では、その症状ごとにかかる科が違い、
多くの薬を飲むことになりかねません。
漢方薬でしたら、全ての症状を考え処方されるので、
西洋医学の薬と併用もできますし、身体への負担も少ないということです。
これは、鍼灸にも共通することです。
多くの症状があり、薬が大量になってしまう方は、ご相談されては?と思います。
東洋医学では、老化は腎に関係が深いとされていますが、
老化を防ぐには、
まず消化器を丈夫にし、それによって肌もきれいでいられる、
と説明されていました。
若いうちから、生活習慣を見直していただき、
いつまでも、若々しくいきたいものですね。