カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

日本の高速道路のこと

2012-05-11 | エッセイ

 東北自動車道については2011年6月で無料化実験が終了し、その後、震災の復興支援の観点から車種限定で無料となり、昨年12月から今年3月までは東北自動車道などを含む太平洋側の高速道がやはり復興支援のため完全無料化された。今はそれは終わっている。無料化実験と呼んで実験の名が付くのなら試行した結果の良し悪し、効果などなど検証がなされて広く国民に知らされなければならないはずだがそれらは聞いたことがない。震災以前に無料化となったときに、休日に利用した人々のウハウハした顔や渋滞に疲れた顔がテレビに映し出されるのはよく目にした。しかしながら兎にも角にも大雑把なところで高速の無料化は各地方に人の流れを呼び込む役割は果たしたようだ。先の震災復興支援のことだが完全無料化が無理だとしても東北自動車道などについては1000円で終日利用できるというくらいにしたらどうだろうか。以前各地で1000円というのを実施した時、利用者の評判は良かったと思う。

 ETCの利用紹介サービスというサイトがあり、これは不思議なことに車のナンバーとETCカードナンバーを入力するとその車の走行記録が見られるようになっている。ETCカードナンバーは暗証番号などと違って一般的に特に秘匿すべきものとはなっていない。カードを見ればそのまま書かれてある。これでは走行区間などの個人情報がまる見えとなる可能性大である。きちんとした機密性が保たれていない個人情報の例だろう。同時にそのサイトにはユーザーIDとパスワードを入力しないと見られないような通常の選択肢もあり、実に不自然だ。後者だけで十分だと思う。誰か他人の走行記録を遠隔的に知りたがっている人がいるのだろうか。







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