北京郊外というより、市内からやや離れたところに、見出しの
とおり香山シャンシャンという小高い山,丘があります。
季節はまさに秋、北京の秋は大変短いですが、それだけに、寒
さも急にやってきて、野山の木々の紅葉も見事な色を演出しま
す。
私の住む近くのバス停からも30分あまりで着きます。それだ
け、市内からも近く、市民の憩いの場にもなり、休日ならずと
も、沢山の方が紅葉を見に行きます。
途中、市内でも有名な清華大学もありますが、香山のふもとに
は植物園もあり、ハイキングや花見にも多くの人が訪れます。
今週、標記の新聞報道のとおり、一日に7万にもの人々が
押し寄せ、このGW期間中は、過去5年間の中では最高と
なる延べ40万人が押し寄せるだろうということです。
やはり、身近な観光地として、そして何よりも紅葉が素晴
らしく、嘗ての皇帝達もこの地で秋の紅葉を楽しんだほど
将に市民に受け入れられている、お金もかからない近場の
代表的な行楽地といえると思います。
何しろ路線バスで簡単に行けること、
片道30円もしないくらい安い、
ちょっとしたハイキングにもちょうど良い、
ということで、このGWはなんと朝6時からの特別開門、
ということのようです。
日本でも、大都会から半時間で最も安く行ける行楽地という
場所も、簡単には見つかりませんが、今月そして来月にも迎
える連休時には、海外旅行も良いですが、小銭で楽しめるよ
うな場所があってもいいですね。。
そんな小さな旅から、いずれは大きな旅へと徐々に移り変わ
ていくものと思われます。