福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

魂へのエネルギー充填の旅 京都篇

2014-06-07 21:02:07 | 旅行
通常のスケジュールに加えて、今月半ばより始まる愛知祝祭管弦楽団とのブルックナー#8、長岡の「第九」、厚木の「モツレク」レッスンの怒涛の日々を目前に控え、魂へのエネルギー補給のため京都にやって参りました。



本日は、午前中、マタイ厚木支部ということで、こちらへの到着が15時半。欲張らず、目標を平安神宮・神苑のみに絞ったところ、これが大正解。色とりどりの花菖蒲が満開で夢のような空間を味わうかとができました。このような季節限定の美に触れることは大きな歓びですね





さて、食事はスマホで店を探すのも面倒なので、大鳥居から地下鉄東山駅に向かう商店街の「京菜屋」という雰囲気の良い店に入ることに。





ここで、名物と謂われる「ハモ巻」を注文したところ、たいへんな美味でありました。
湯葉うどんにハモ寿司が付くという贅沢。







仕上げは、宿に戻ってからのデザート。その名も「白みそアイス」(大原の里 味噌庵製)。
文字通り、白味噌の味が濃厚で、きな粉をまぶして食するというアイデアが秀逸で、事実、白味噌+アイスクリーム+きな粉の相性は抜群。これは病みつきになりますね。復路の新幹線車内でもう一度頂こうかしら?



さらに、トドメの口直しは、一保堂の「いり番茶」。まるで葉巻のような癖のある薫りに、苦みばしった香ばしさが、なんとも言えません。

という具合に、心にも舌にも豊かな半日でありました。


恐るべき大阪のオッサン

2014-05-30 18:10:11 | 旅行
定期的に長岡、富士、倉敷のレッスンに通っていると、道中様々な人に遭遇する。

もう2年以上前の話だが、のぞみ号で岡山に向かっているときのこと、勘違いからか、自由席の切符で指定席に座っている白髪で小柄な年配の男性がいた。
検札の車掌が「こちらは、指定席ですので、1号車から3号車の自由席にご移動願います」と説明している。
「あ、それは失礼しました」と平身低頭、速やかに席を移動するのが普通の感覚だと思われるが、その男性、否、オッサンは違った。
顔を真っ赤にして立ち上がると、ワナワナと全身を震わせつつ、車両の端のドア付近を指差していきなり怒鳴ったのだ。

「あそこの指定席という字が小さすぎるやないか!」と。

周りの乗客達は唖然。
悪いのはオタクらの案内が分かりにくいからであり、自分に落ち度があるわけではない。だから、席を立つ必要はない。と自説を展開している。

逆ギレも良いところで、そんな道理の世間に通るワケはなく、最後には強制的に移動させられていたが、かくも強引に理屈を捏ねる人は、東京には居ないだろうと思った。
もちろん、大阪の皆さんがそうだ、というワケではなく、ホントにごく一部の方なのは分かった上で。やっぱり、大阪のニオイがしてならないのである。
もしかすると、ユーモアと紙一重の非常識と言えるのかもしれないなぁ(精一杯のフォロー)。
大阪ご出身の皆さん、気を悪くされたらゴメンナサイ(笑)。

長岡で夜桜見物

2014-04-16 23:50:05 | 旅行




長岡に通い始めてから、かれこれ20年となりますが、楽しみのひとつは、首都圏から遅れること約半月、4月中旬から下旬に花見を楽しめることです。しかも、わざわざ遠出せずとも、宿から見下ろせる近場に名所のあるのが有り難い! しかも、夜桜!!



長岡駅東口を流れる福島江沿いの見事な桜並木。福島江とは17世紀半ば、水不足に苦しむ農民のために作られた全長20kmにも及ぶ用水路とか。
長岡の歴史や先人の偉業に想いを馳せつつ眺める桜も良いですね。


喫煙室の過ごし方

2014-03-26 22:22:43 | 旅行
ひとりディナーを終え、宿にチェックインを試みるも、なんと部屋がない。うっかり予約し忘れていていたのだ。
あいにく禁煙室が満室、近隣のホテルも満室のため、やむなく喫煙室にて一夜を明かすことになった。この際贅沢は言えない。空室があっただけでも幸いと思わなければなるまい。

部屋に入ると、どうにもならないほど強烈ではなかったが、うっすらとしたあの独特の臭いが・・。それでも頭痛を覚えるのが、我々禁煙者の辛いところである。なんとかせねば、しかし化学消臭剤は避けたい、ということで、ハッと閃いたのが「お香を焚く」作戦だ。当然ながら、部屋にはマッチも灰皿もあるぞ!



レッスン帰りにスーパーに立ち寄ると、お誂え向きのアイテムを発見。

その名もずばり「備長炭・消臭線香」。紀州備長炭木酢液配合の強者である。
早速、試してみたところ、確実に効果あり。煙も香りも少ないのに、煙草特有のイヤな臭いが緩和されているではないか。これでどうやら安眠できそうだ。



まさに、自宅でも使えそうな逸品の発見もあって、めでたしめでたし。

もっとも、仮にさしたる効果がなかったにしても、如何に環境を改善するかというゲームを楽しんだワケだから、それはそれでよかったのだ。スーパーでお香を選ぶときにも、何故かウキウキしてたりして(笑)。

トレイン・ビューの部屋

2014-03-23 08:41:34 | 旅行




今回の宿泊は、トレイン・ビューの部屋とのこと。特に鉄道オタクでもない自分にはどうでも良いことと思っていたのだが、いざ、窓外の景色を眺めてみると、なかなか楽しい。



車両の型番とかが分かればもっと面白いのだろうけど、結構、色とりどりの電車があるものだと感心するし、複数の電車が同時に現れたりすると、意味もなく興奮するのだから不思議である。また、ゴトゴトといつまで続くのかと思われるほどに沢山の貨車を牽引する貨物列車も風情があってよろしい。



ああ、そういえば、幼少期に1年ほど住んだ生麦の社宅が東海道線の線路近くにあって、よく眺めに行ったことを思い出した。まだ妹も生まれる前だから3歳の頃でもちろん断片的な記憶。転居後も友人を訪ねに行った場所だから記憶が強化されているのだろうけれど、そんな郷愁が今朝の私を喜ばせているに違いない。



トレイン・ビューの部屋の宿泊特典は、「381系高速特急電車やくも」の描かれた入場券レプリカ。チェックインの時には、こんなもん要らないと、内心呟いたものだが、急に愛しく思えてきた。額に飾るほどではないが、大事な本の栞としては使えるかな。

紫尾温泉 神の湯

2014-02-06 21:33:45 | 旅行
福島章恭HP http://www.akiyasuf.com




またも音楽の話題でなくスミマセン。

今日の鹿児島は冷たい雨でした。子供の頃からお世話になっている親戚のお姉さんの運転で、薩摩郡さつま町の紫尾温泉に行ってきました。

地理的な説明は文章では難しいのですが、鹿児島市からほぼ真北、水俣方向に車で60分の位置。最寄り駅は九州新幹線・川内駅。そこから宮之城行きのバスで40分、そこからタクシーで15分と、自家用車がないと不便な立地ではあります。

神の湯と呼ばれるには歴とした理由があって、源泉がこの共同浴場の真裏にある紫尾神社の拝殿下にあるとか。ありがたや、ありがたや。

単純硫黄泉らしい匂いが立ち込める浴室は、床のタイルがヌルヌル滑って歩くのに注意が必要。いえ、掃除が行き届いていないのではなく、お湯そのものに独特の"ぬめり"があるのです。湯船に入って肌をさすると、まるで海藻のようなヌルヌル感を感じます。それがなんとも肌に優しく気持ち良い。お湯は43度ほどと熱めですが、慣れればジンワリと身体の芯まで温まりました。

竜ヶ城磨崖といい、紫尾温泉といい、まだまだ鹿児島にも知らないところはあるんだなぁ。明日には東京に戻るけれど、また近いうちに来なくては!


写真追加 竜ヶ城跡磨崖一千梵字仏蹟(蒲生町)

2014-02-05 22:08:50 | 旅行
福島章恭HP http://www.akiyasuf.com

 
今日は、司馬遼太郎『街道をゆく』の「肥薩の道」の章で読んでから、一度は訪ねたかった竜ヶ城跡磨崖一千梵字仏蹟を目指しました。

  両親宅から徒歩15分ほどで登り口に到着。
  

細い石段を10分ほど昇るとその石の壁が現れました。司馬遼太郎が苦心して昇った頃と違って、いまは最後まで階段が整備されています。威容に圧倒されました。

 

          


宮崎から写真撮影に来ていた男性に撮って頂きました。

 

おはようございます

2013-12-05 08:24:34 | 旅行
おはようございます。
長岡の宿から眺める朝の風景が、結構気に入っています。特に今朝は雨上がりの靄と朝日の絶妙なコラボレーション。日がもう少し昇ってしまうと見られない美しさ。
決して早起きしたわけではありませんが、ギリギリこの素敵な時に間に合いました。

今日も良い1日となりますように!