福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

大阪フィル合唱団「水のいのち」臨時団員募集!

2017-06-04 08:05:00 | コーラス、オーケストラ


いよいよ、福島章恭がライフワークのひとつ「水のいのち」を大阪フィル合唱団とともに演奏する日がやってきました。

それに伴い、臨時団員を募集致します。髙田三郎先生を敬い、「水のいのち」を愛する皆様、どうぞお集まりください。

オーディションあり。バーンスタイン「ミサ曲」本番が終わるまで着手できないため、練習回数は僅か。ゆえに経験者に限ります。

髙田留奈子先生(御年98歳!)からも熱い激励のメッセージを頂戴致しました。13年前、髙田江里先生とともにウィーン、ザルツブルクにご一緒したことを懐かしく思い出しますが、あのとき既に85歳でいらしたことに、改めて驚いているところです。
※髙田江里先生とは、その後、プラハのスメタナ・ホールにて「水のいのち」を共演しました。

以下、大阪フィル合唱団のホームページより転載します。

http://www.osaka-phil.com/chorus/recruit.php


大阪クラシック ≪水のいのち≫ 臨時団員募集

今年12回目を迎える大阪のメインストリート御堂筋界隈で行われる『大阪クラシック』、大阪フィルハーモニー合唱団はその初日に、全篇が豊かな抒情性で貫かれ、多くの人々に親しまれている名曲、髙田三郎「水のいのち」で出演することが決定。

そして指揮は、2015年に大フィル合唱団の指揮者に就任した福島章恭。

2004年にウィーン楽友協会大ホールで「水のいのち」を現地初演した際、髙田留奈子夫人から「これこそが、主人が思い描いた水のいのち!」と絶賛され、ご高齢にも関わらず、今回も「ぜひ聴きに行きたい」と仰られるほど。

大フィル合唱団では、この演奏会に向けた臨時団員募集のためのオーディションを行います。団費やチケットノルマ等はなく、演奏会後に正団員となることも可能。貴方もこの機会に大フィル合唱団で歌ってみませんか!

申込期限は 6月27日 。詳細は、募集要領をダウンロードしてご覧ください。


【髙田留奈子夫人からのメッセージ】

聴く人のすべてを空の高みへ…
夫の真の願いを見事に表現した「水のいのち」

髙田留奈子 

福島章恭さんと初めてお会いしたのは、夫の帰天後2年ほどのこと、ウィーンとザルツブルクで「水のいのち」を演奏なさるとのことで私の家を訪ねてこられた時でした。お話の中で「水のいのち」はモーツァルトの作品と比べることの出来る曲であると思うこと、少年時代に初めてこの曲を聴かれて、指揮者になりたいとの夢を持たれたことなどを伺い、その思い入れの深さに感動いたしました。

2004年6月、オーストリアでの2回のコンサートは大成功でしたが、特に最終部「のぼれ、のぼりゆけ・・・」以後の指揮は今も忘れることが出来ません。この曲を愛し、優れた知性と感性により探求された福島さんならばこそ、聴く人のすべてを空の高みへ導くような、この作品に込めた夫の真の願いを見事に表現されたのだと思います。

13年後の今回、円熟された福島さんの指揮とそれに応えられる大阪フィルハーモニー合唱団との大きな期待を持ち、感謝の心と共に、ご盛会を心からお祈りしています。