遅れてやってきた、尾高先生&大フィルのブラームス・チクルス第2弾。
尾高先生渾身の「2番」でした。
遅れてやってきたのは、コンマスの田野倉さんも同じ。このタイミングで再会、共演できたことをお互いに喜び合いました!
我ら大フィル合唱団は、「アルト・ラプソディー」「運命の歌」の2作品で参加。ひとつの演奏会に2曲歌わせて頂けるとは何という幸せ!
「アルト・ラプソディー」での大フィル合唱団男声部は、清水華澄さんの圧巻の独唱に傷をつけないよう、頑張ってくれました。男声だけで世界を作ることの難しさ。この公演のための挑戦は、大きな財産となることでしょう。
「運命の歌」は、シモーネ・ヤングさんとの共演以来、二度目の取り組み。団員もわたしも、前回よりも作品の本質に近づけたかな? 少しは成長できたのでは? との感触があります。しかし、益々、目指す頂は高くなり、ゴールの遠のくのも感じます。
それにしても、清水華澄さんの歌は素晴らしかった。オーケストラも男声合唱も、彼女のために音量、声量をセーブする場面は皆無!
豊かな声と深い情感によって、「アルト・ラプソディー」のワーグナー的本質を余すことなく描いてくれました。
年末の「第九」で再びお目にかかれることが、とても楽しみです。