ヨハネス・ブラームス: ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83
ゲザ・アンダ(ピアノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
フェレンツ・フリッチャイ(指揮)
【録音】1960年5月 ベルリン
レコード番号:DG SLPM 138 683
夜も更けたので手短に・・・。
この録音の存在は知っていたが、これまで何故かご縁がないままに過ごしてきた。
なんと勿体ないことだろう。しかも、これをたまたま見掛けたのがニコニコ動画なんて・・・。
我が貧しいPC環境で聴いても、破格に素晴らしい演奏であることは分かる。
これまでの同曲のマイベストは、天下の名盤バックハウス&ベームをおさえての、カーゾン&クナッパーツブッシュ盤であったが、アンダ&フリッチャイ盤は同率、あるいは僅差で上に置かなければならない。
「クラシックCDの名盤」に加筆できるものならしたい気持ちだ。
カーゾン&クナ盤がモノーラルでしか残されていない(年代的にはステレオがあってもおかしくないのだが・・・)という恨みを、晴らしてくれる名演であると。
アンダの明晰なタッチとフリッチャイの情熱が見事なバランスをみせている。そして1960年のベルリン・フィルの何とも剛毅で陰影深いパフォーマンス。
上にレコード番号を記したが、もちろん未入手。なんとしてもDGオリジナル(赤ステレオ)を探さなくては。
週末のドイツ・レクイエム合宿(富士ベートーヴェン・コーラス&東京ジングフェライン合同)に備えて早く休まなくてはいけないというのに、感動に打ち震えて眠れないでいる。