去る1月5日(日)に行われたニューイヤーコンサート「ウィーンの花束2020」より、第2部「南国の薔薇」の動画を、画質を改めて再公開します。
この演奏が、カール・シューリヒト指揮による同曲録音にインスパイアされたことは、分かる方には分かって頂けると思われます。いつかは、管打楽器つきのフル編成のオーケストラでも表現してみたいものです。
今回は、予算の都合もあり、1階席最後部の固定カメラ(家庭用ビデオカメラ)による撮影のみ。
音声は別に録音しましたが、これはビデオカメラ内蔵マイクによる簡易録音であります。
(別録りの音は、ワオンレコードさんによる超優秀ワンポイント録音です。何らかの形で公開したいと考えています)
お楽しみ頂けると幸いです。
届けられた嬉しいご感想と共にアップします。
ヨハン・シュトラウスⅡ:「南国の薔薇」 福島章恭 指揮 東京フォルトゥーナ弦楽合奏団
福島 章恭 様
初めてメールさせて頂きます。年明け早々の大和公演、お疲れ様でした。
昨年末、自宅から徒歩30分の新ホールでのニューイヤー公演の開催を知り、
年明けに当日券の有無を会場に確認し、「弦楽セレナード」目当てに出向きました。
「弦楽セレナード」は学生時代にFM放送で山田一雄/東京フィルのライヴに感動し、
やがてヤマカズさん最期の年の春に新星日響との演奏会で聴くことができましたが、
その後、オーケストラの演奏会でこの名曲を聴く機会はありませんでした。
当日は3点吊りマイクのほぼ真下、かぶりつきに近い席で拝聴しましたが、
対向配置のステレオ効果、テンポ、ダイナミクス、アゴーギク等、会心の演奏でした。
前半のモーツァルトとチャイコフスキーを並べたプログラミングは聴いて納得で、
34分をかけた「弦楽セレナード」は、特に第3楽章で息の長いフレージングを堪能しました。
後半は初めこそアレンジに戸惑いましたが、「南国の薔薇」「バーデン娘」は特に印象的で、
「雷鳴と電光」では、楽器の搬入搬出アルバイトの折に舞台袖でナマ体験したカルロスを想起し、
アレンジ不要であろう「ピツィカート・ポルカ」は、全く違和感なく楽しめました。
また予想通りとは言え、アンコールはあの2曲に尽きますね。
今後も機会があれば演奏会に伺いたいと思います。(神奈川県横浜市在住 只のオタク様)