兄の手術の日だった。
一度、キャンセルして、再度受けることにしたという。
大事には至らないとは思うが、兄の人生を思うと、なんだかやりきれない気持ちになる。
自分は、やりたいことをできていることに感謝しているが、どうしてもやりきれない思いもあり、それが重なって、なんだか余計気が滅入ってしまうようなのだ。
それはどこか、体に詰まった石を砕くような、石女の月のもののような、鈍いようで、重苦しい痛みのようなのだ。
一度、キャンセルして、再度受けることにしたという。
大事には至らないとは思うが、兄の人生を思うと、なんだかやりきれない気持ちになる。
自分は、やりたいことをできていることに感謝しているが、どうしてもやりきれない思いもあり、それが重なって、なんだか余計気が滅入ってしまうようなのだ。
それはどこか、体に詰まった石を砕くような、石女の月のもののような、鈍いようで、重苦しい痛みのようなのだ。