「宗像・沖ノ島関連遺産群」として世界遺産登録を目指している福岡県宗像市の沖ノ島周辺の海底に、岩礁を人工的に切り出したような垂直の壁や階段、広場のようなものが見つかり、ダイバーの間で話題になっている。
沖ノ島は、宗像市沖約60キロの玄界灘に浮かぶ孤島。島の陸上で見つかった鏡、勾玉(まがたま)、金製指輪など約8万点が国宝に指定され「海の正倉院」と呼ばれる。島周辺には暖流の対馬海流が流れ込み、豊かな海中環境と景観がダイバーを引きつけている。
海底で見つかった壁や階段のような物は、島の東側に約20メートルにわたって続き、上部には20メートル四方の広場のような部分があるという。
海底については詳しく調査されておらず、宗像市世界遺産登録推進室は「交易船の遺物などが沈んでいても不思議ではないが、階段や壁のようなものについては初めて聞いた」としている。【三村政司】
沖ノ島は、宗像市沖約60キロの玄界灘に浮かぶ孤島。島の陸上で見つかった鏡、勾玉(まがたま)、金製指輪など約8万点が国宝に指定され「海の正倉院」と呼ばれる。島周辺には暖流の対馬海流が流れ込み、豊かな海中環境と景観がダイバーを引きつけている。
海底で見つかった壁や階段のような物は、島の東側に約20メートルにわたって続き、上部には20メートル四方の広場のような部分があるという。
海底については詳しく調査されておらず、宗像市世界遺産登録推進室は「交易船の遺物などが沈んでいても不思議ではないが、階段や壁のようなものについては初めて聞いた」としている。【三村政司】