明鏡   

鏡のごとく

庭にお願い と 空族 を拝見して

2010-10-31 10:17:45 | 記憶
「庭にお願い」よかったです。

ライブの生々しさはそのままに、くらちさんの生活もそのままに、音楽もそのままに。

余計な手を加えてない?そのままさみたいなのがよかったです。


倉地家を尋ねての猫の場面なんか、おもしろすぎです。くらちさん。

くらちさんのお父様の絵の展示してある嬉野近くにある「秘宝館」?もぐっときました。
くらちさんが楽しんでいた、ぴゅあな天使の小便小僧の攻撃・放水?いつか、訳が分かっているのか分からない微妙なこの時期だからこそ、こどもたちと楽しんでこようと思っております。

監督さんの無理をしない自然な距離感が心地よかったです。


コメントをされていた、みなさんのくらちさん評にも、身近にいて、みてきたかたがただからこそ、言える言葉だなと。


石橋さんの言われていた、言葉にならない、なんだかわからないというのは、確かだけれど、なんだかわからないながらも、これはすごいというのはわかるというような、人と音と言葉の連なりを喜んでおられる方々によって作られたドキュメンタリーであるようで、それがひしひしと伝わりくるようで、なんだかうれしくなりました。


それにしても、初めて聞いた時の衝撃はいまでも、続いております。

ぜひとも、なんだかわからないながらもすごいと思うところをいかしてのくらち大衆化計画?を実行し、そのまま、世界制覇してください。

草葉の陰から応援しております。



空族の三作は、イメージの流れを追っているようでいて、最初の作品 「バビロン」は特にちょっと字を追うところがしんどかったですが、どちらかというと社会派な感じで、言いたいことはよくわかりました。

それからどうしたいのかは、ちょっと考えてしまいましたが、これから、映像で出して来てほしいとも思いました。


「国道二十号線」はインドに一緒に行った友達が「国道三号線」というがーるずバンドをやっていたのもあり興味がありましたが、有無を言わせず、「ある現実」を見せつけられた感がありました。


また、新作「さうだあじ」に期待してます。

「故郷」の定義というものはよくわからないのですが。

決して郷愁を誘うだけのものではないという、厳しい現実の生々しさのほうが、どうしようもない泥臭さのような、生活臭だらけのようなものが匂いたち、美化しないところが、むしろ共感できるような気がしました。


福岡でもばんばんやってください。

御待ちしております。