アートの森に行ってきた。
写真家の石川直樹さんの写真を拝見した。
ラジオで話をしているのをお聞きし、写真も拝見してみたいと思っていたところであった。
文化人類学的見地もさることながら、そこにしかたちあらわれないものを訪ね歩いて、見たままを写し込んだ残像のような、映像世界。
命を張って登る白い雪山の空の世界かと思えば、命を向こうから運んくるような人や植物を産み育めるあたたまる気の世界が極をなしている。
その間を漂うのが人なのだとばかりに。
山から海までの空の間を、わたりあるく写真。
体と息遣いがあって初めて像を結んだ映像。
そこに立ち現れてくるのを待っているのは、時の方なのだと、その瞬間が命なのだとでもいうような。
蔵書の展示もあり、学生時代に読んだダイアン・アッバスやレヴィ・ストロースがあり、彼をうごかしたであろう背景が、本にも見え隠れして、殊の外、面白かった。
外の常設展示も、森に溶け込んで、いつか遺跡のようになっていくのを企んでいるようで、原初の森との調和をめざしたものと、原色の個性そのものの人造物とのコントラスト、というより対極感が、際立っていた。
写真家の石川直樹さんの写真を拝見した。
ラジオで話をしているのをお聞きし、写真も拝見してみたいと思っていたところであった。
文化人類学的見地もさることながら、そこにしかたちあらわれないものを訪ね歩いて、見たままを写し込んだ残像のような、映像世界。
命を張って登る白い雪山の空の世界かと思えば、命を向こうから運んくるような人や植物を産み育めるあたたまる気の世界が極をなしている。
その間を漂うのが人なのだとばかりに。
山から海までの空の間を、わたりあるく写真。
体と息遣いがあって初めて像を結んだ映像。
そこに立ち現れてくるのを待っているのは、時の方なのだと、その瞬間が命なのだとでもいうような。
蔵書の展示もあり、学生時代に読んだダイアン・アッバスやレヴィ・ストロースがあり、彼をうごかしたであろう背景が、本にも見え隠れして、殊の外、面白かった。
外の常設展示も、森に溶け込んで、いつか遺跡のようになっていくのを企んでいるようで、原初の森との調和をめざしたものと、原色の個性そのものの人造物とのコントラスト、というより対極感が、際立っていた。