東京オリンピックの賛否についての国民の声
あと3ヶ月を切った東京オリンピックだが、ここへ来て大会の中心的な
方々から様々な発言で慌ただしい状況に、マスコミも、更にいちいち取
り上げ世間を混乱させている。当然に新型コロナウイルス感染症に起因
してのことは確かだが、以下は2月に1000人の国民を対象に行った調査
結果の抜粋です。
1. まずは相対的な賛否では、賛成273人 反対727人、賛成と答えた人
の意見は「無観客でに開催」が圧倒的で、反対と答えた人の意見
は「何をしても安心できないので、とにかく開催すべきでない」
が反対の6割強であった。
2.賛成者の多くは、経済への影響や実務的な側面よりも、オリンピック
・パラリンピック開催にかけた人々の努力や想いに共感、配慮の気持ち
を持っている方が多かった。
3.開催に反対と回答した人の理由は、対策への不信感よりも、感染症その
ものへの脅威が感じられる方が多かった。
4.また、反対者の理由としては、「安心できるシステム・体制構築は無理」
「政治家や行政の感染症対策とオリンピック・パラリンピック運営対応が
信用できない」が多くを占めていた。 以上
現在、政府・東京都・組織委員会等それぞれに於いて、開催の方向で努力さ
れていると思うが、冷静に世界の現状を考えた時、新型コロナウイルス感染
症で、既に1億5千万人を超える死者が出て、更に変異株が猛威を振るってい
る中、開催国の日本も第4波と言われ、東京都にも緊急事態宣言が出ている状
態を考えると、3ヶ月後に国民が安心して開催できる可能性があるかは、議論
の余地はないように思うのだが。