自分の存在意義は自らが行動し評価するもの
人間、年を重ね特に現役世代を終えると自分の存在意義が薄れて行く
ように感じるものだ。しかし自分の存在意義とは「生きていく喜び・
生きるための楽しみ」を実感することだと思う。そして「自分の内
側だけで完結する存在意義」と「他人に依存する存在意義」とがあ
るようで、前者は何かを苦労の末、成し遂げた時の達成感は自分に
自信と誇りを持てるようになる。一方後者は、他人からの称賛や評
価、または他人からの「ありがとう」という言葉などである。
つまり、自分の中で「良い」と思える物であれば軸はブレなく自分
自身を評価することができる。それに引き換え、他者に依存する存
在意義は、自分が努力しても必ずしも評価されるものではなく相手
次第である。一生懸命やっても期待が外れで、落ち込んでしまうこ
ともあり、自分自身の軸がブレてしまい自信を失くす危険性がある。
仕事や人生に対する自分の存在意義は、誰かの評価に委ねるもので
はなく、自分自身が決めるものである。それがたとえ被災地のボラ
ンティアだとしても「ありがとう」という言葉のために行うのでは
なく「誰かを助ける」という自分の中の目標を達成するために行う
もので、勿論「自分の中で満足いく結果」を出しつつ「相手からも
評価された」という結果になれば最高である。