宿命と運命の違いを知ることで
宿命と運命は、似ていると思いがちで同じような意味として捉えて
いる人が多いようだが、しかしこの2つの言葉には大きな違いがある。
「宿命」とは文字通り「宿る命」と書き、生まれつき宿っていること
を「宿命」という。
一方「運命」とは「運ぶ命」と書き、生きてから
自分で経験して加えていく道のりのことで、自分の力で運び動かすこ
とが可能で自分でコントロールすることができる。
例えば、「宿命」とは、男の長男として生まれたこと、日本人として
○○家に生まれたこと、人間として生まれたこと、これら全ては「宿
命」で変えようがなく「生まれつき宿っていること」が宿命である。
一方「運命」は、どんな人と出会い、どんな経験をして、どんな学校
へ行き、どんな仕事をして、どんな人と結婚するのか、これら全ては
「運命」で、自分の意思で行動を起こすことで決定され、命をどう運
んでいくかを自分で決めることができる。つまり自分次第である。
要するに、変えることのできない「宿命」は、既に決められていて自
分ではコントロールできないことを知り素直に受け入れることである。
一方「運命」は自分の意思や行動によっていかようにも変えることが
できることを知ることが大切で、私がこのテーマについて調べ自分な
りに解釈したことをブログとして書き留め、考えや生活に変化が起き
たとすれば、それも「運命」だということだと思う。