高齢者になるにつれて物欲が薄れていく
現役を引退して生活習慣が大きく変わり、特に人と接する機会
が極端に減ると活動範囲も狭くなり、欲しい物への執着心が薄
れていくようだ。若い時や現役社会人の時には、必需品への拘
りとか、趣味や志向に対しての物欲が強く、そのためにお金を
貯めたり、夢まで見ることがある。男女の違いや個人差は当然
にあるが年を重ねるごとに物欲が弱くなっていくような気する。
富裕層や貧困層などを考慮せず一般的な話として考えると、個
人的な性格の違いはあるが、高齢者になるにつれて精神的に物
に対する執着が弱くなってきて「足りるを知る」考え方が自然
となり、現在生きていく上で必要な物があることで満足する心
境になるっていくのかもしれない。
しかし、幾つになっても好奇心は持ち続けて居たいもので、そ
の中には物に対する欲求も出てくるだろう。今を自分らしく生
きて行こうとした時に心に起きる物欲をどう判断するか「足り
るを知る」人間にとっては悩ましい問題でもある。結論的には
自分と向き合い「心が豊かになる生活を送る」を基に考えるこ
とが大切だと私は思っている。