個性について考える
よく自分の個性を意識的に表現しようとしている人がいる。例えば、
わざと奇抜なことをしたり、わざわざ人と違った行動をとったり、
流行のファッションを追いかけたりと、目立ったり変わっていたり
すれば、何でも個性になると言わんばかりの行動である。それらは
見栄や虚栄心であり個性とは限らない。
では、個性とは何か?個性とは「自分らしさ」で自分特有の性質で
あり性格である。無理に演じたりすることではなく、ありのままに
自然と表現されることであり、自分の外側にではなく、内側にある。
周りに流されず、自分の本来の性格こそ個性である。話し方一つに
しても、人それぞれに微妙に違い、性格も同様で、個性は一人一人
違う。
つまり、これまでに築いた「自分らしさの表現」が個性の表現である。
人生を選択する時にも、自分の個性を考慮することは大事なことであ
る。そのためにも自分の個性を知っておくことは重要なことで、個性
の意味をきちんと理解することで、自分の本当の個性に気づき、心の
声に耳を傾け、正直に従うことで、自分を好きになり、心地よい気持
ちになることが真の個性の表現だと思っている。