岸田内閣の高支持率は期待感から
先週末の調査で岸田内閣の支持率は66.4%と先月を上回っている。
新型コロナウイルスのオミクロン株の水際対策を迅速に対応したこと。
そして、18歳以下に10万円分の給付が、クーポン券併用から全額現金まで各自治体の判断に任せたこと。
これらが国民の評価を得たのだと思う。
10万円給付についての調査でも「全額現金を1回で支給すべき」と「2回とも現金で支給すべき」を合わせると
72%と圧倒的である。
また北京五輪の「外交的ボイコット」では「すべき」が45%「すべきでない」が44%と賛否が拮抗している。
因みに私的にはボイコットすべきだと思っている、その理由は簡単で中国習近平政権が嫌いだからである。
私が注目してるのは、岸田首相の重点政策である「新しい資本主義」として「成長と分配の好循環」の実現で
ある。
簡単に言うと、経済成長の果実を社会全体に行き渡るようにして、格差を是正しようとするものである。
まず、経済対策だが、コロナ禍で落ち込んだ経済の立て直しに国費を投入するのは解かる。
しかし、現在の日本の大手企業でさえも世界的に見ても経営力や技術力が低くなっているのは歴然である。
いい例が、未だにコロナワクチンは開発されず外国のワクチンを頼りにしている。
そんな現状で安定した経済成長を成し遂げるには至難の業である。
そして、分配は業種による賃金格差の是正や賃上げによる企業の優遇税制などを目指している。
今回の「新しい資本主義」を実現するには、思い切った意識改革が伴うものと思っている。
岸田首相の肝煎りの「新しい資本主義実現会議」で、経済成長と格差是正が成功するための活発な議論と効果
的な政策提言を期待している。