こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

【夫婦とは?】

2018-10-27 19:19:19 | 生きるとは
はじめまして。2018年5月。JR南武線武蔵中原徒歩15分新明神社で「こくご」を中心にした塾「こくごレストラン」を創業しました。塾では、思考・発表・文章にすることを軸とします。そして、ディベート・俳句・アクティブラーニング・ビブリオバトルなどを取り入れます。ブログは毎日発信しています。体験したこと、考えたことを文字で表現することは、「こくご」です。

11月無料体験
11月13日(火)
16:00~1年生2年生残席6名
17:00~2年生3年生残席6名
11月27日(火)
16:00~1年生2年生残席6名
17:00~2年生3年生残席6名
18:00~3年生残席6名
学年は設定してありますが、予約状況で対応できます。
ホームページからご連絡ください
こくごレストランホームページ
https://www.kokugoresutoran.com
申し込みはこちらからおねがいします。
紙芝居イベントでも申し込みできます。

こくご食堂、今日のお話は
【夫婦とは?】

木曜日に、両親と病院に行きました。
母の内科診察だったのですが、父も一緒に行くことにしました。

父は92歳。母は86歳。高齢です。

父は怖いことに、まだ自動車に乗っています。けれど、怖いから私は5,6年前から父の車には乗っていません。

そして、木曜日、父は車で病院に行く気満々だったのですが、車の準備ができていないので、タクシーでいくことにしました。

反対車線には沢山タクシーがくるのに、私達の待っている車線にはなかなか来ない。しかも、工事している店の前に大きなトラックが止まっており見通しがわるい。
やっと止まったタクシーにびっくり。

白髪の高齢ドライバーです。父の目が私に目で、訴えかけます。
「この運転手のタクシーに乗るなら、俺が運転したほうがいい。」
父は通常タクシーに乗ると、運転手と話をするのに、まったく話をしません。実は、私も同じことを考えていました。しかし、乗ってしまったものは仕方ない。無事に病院に到着しホットしました。

母の内科検診だったのですが、先生が
「インフルエンザの注射打っていきますか?」
と言ってくださり、父も一緒にお願しました。

無事に診察が終わり、近くのデパートに行くことにしました。

ちょうど、木曜日から新潟物産展の広告を見たと、父が言いだし、見物することにしました。


▲新潟物産展



試食の鮭をムシャムシャ食べて、お買い上げ。
母は新潟名物「粟飴」という水あめを購入しました。江戸時代から作られていて、昔は粟が原料でしたが、今はもち米だそうです。自然な甘みでした。

母は、何をするのでも父の世話を焼いています。デパートで突然父のシャツのボタンを留めだしました。その後、昼食をとりました。ご飯の蓋、味噌汁の蓋をあけます。そして、小さい刺身と小さい天ぷらがあったのですが、どのつゆにつけて食べるのか、母が父に教えているのです。

両親を離れて暮らして25年たちます。母と父が普段こうやって生活しているのだと、改めて知りました。母がやりすぎだと思っていました。

しかし、一日一緒にいて二人のやり取りをみていたら、なんだか笑ってしまいました。

お互い耳が遠いので、かみ合わないまま会話が進んでいて笑っている二人。母がシャツのボタンを締めるのに身を任せている父。そこだけをとると、心配になりますが一連の流れでみていると、これが彼女と彼の夫婦の形なのだなと思いました。結婚して52年くらいになるでしょう。喧嘩しながら、そうやって暮らしてきた二人は、そこそこ楽しくやっているのかな、と思いました。

その年齢になっても、二人で自分の足で歩き、大きな病気もなくすごせていることはありがたいことです。これからも、そうあったほしいと思いました。


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