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名も無きねこに

仏検準二級模擬試験 二回目

2007-10-27 22:01:37 | 仏検準二級
『3000題』の34課を終わらせた。
今日は直接話法と間接話法の問題で、文章の書き換えが多かった。
文法事項の整理にはとても良い問題集だけれど、もっと作文問題が載っていればなと思う。
作文は別の本を探さないとだめか。

『傾向と対策準二級』の模擬試験、二つ目をやった。
今日は昨日より良い調子だった。

第1問:前置詞についての問題8点(配点8)
larmesの意味が分からなかったけれど、何となく勘でenを選んだら合っていた。
前置詞問題は落とさないで済みそうだ。

第2問:語彙についての問題8点(配点10)
「~について」のà proposは忘れていた。
「おめでとう」のToutes mes félicitationsは思いだせた。

第3問:動詞を中心とした表現比較6 点(配点10)
昨日よりはましだけれど、一番点を落とすのはやはりここだ。
mourirの活用を覚えていなかったのと、remonterの「(時間を)遡る」の意味が分からなかった。
他は知っている動詞を複合過去にするだけだったので楽だった。

第4問:いろいろな代名詞10点(配点10)
今日の分は簡単だった。

第5問:テキスト読解:穴うめ問題10点(配点10)
本文でわからない言葉が5個あったけれど、解答に関係ないところだったので助かった。

第6問:テキスト読解:内容一致問題10点(配点10)
décevoir の過去分詞deçuが全く分からなかった以外、他の言葉は大体推測で解けた。

第7問:テキスト読解:対話分の穴うめ問題8点(配点10)
「補償する」のcompenserをrécompenser(「ほうびを与える」)と間違った。
副詞のplutôtも知らなかった。

第8問:書き取り(配点12)
39ワード中35ワード正しかったので、10点としておいた。
frontièreは知らない言葉だったけれど書き取ることは出来た。
無論アクサンまでは分からなかったけれど。
あとはスペルミス、アクサンの間違い、エリジオンの間違い。

第9問:聞き取り穴うめ問題6点(配点8)
昨日よりは頑張った。
問題文をよく見ないで複数形の名詞を単数にしたのと、à peineを知らなかったので二点落とした。

第10問:聞き取り内容一致問題8点(配点10)
あまりよく理解して解答出来なかった。
スクリプトを見れば簡単だったけれど、聞いて理解は無理だった。
まあ、こんなものなのか。

筆記は70点満点中60点、聞き取りは30点満点中24点、合計84点。
昨日の75点は上回ったけれど、弱点が語彙力という点では同じか。

これで『傾向と対策』は、二次試験以外の部分を全て終えた。
明日からは復習をはじめて、来週半ばあたりで過去問二回分をやることにしよう。
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ボヴァリー夫人 雑感

2007-10-27 00:12:16 | わたし
『ボヴァリー夫人』をようやく読み終えた。

漱石の『草枕』だったかに、「本なんてどこから読んでも良い」という話が
あったと思うのだけれど、『ボヴァリー夫人』はそうした本だろう。
完結しているものは、どこからでも始められるものだ。

本とは趣が異なるが、3Dゲームは、二次元の情報から三次元の画像を起こして一つの世界を構築する。
プレイヤーの視点(FPVかも知れないしTPVかも知れない)で、
任意の時と場所を起点として世界を構成できることは、ゲームが目指すリアルさの一つだろう。
完結した、どこから始めても等質かつ適切に応答する世界が理想なのかもしれない。

フロベールは、CGのデータには及ばない、はるかに少ない情報量で、
現実の再構成を濃密に実践している。
どこの場面を開いても、緻密なモノたちが、その場に一つの世界を再構成する。
(フロベールがゲームを監督したら、どんなものが出来るのだろう。)

ところで、読者の視点は『ボヴァリー夫人』の世界で、
どういった立場をとるのかについて一つ疑問が残った。
作品はシャルル・ボヴァリーが入学してくる中学校の場面ではじまる。
そこでは「僕ら」が登場し、
田舎出で風采が上がらないシャルルとの邂逅を述べている。
その後、シャルルが医師になり、結婚し、エンマが登場して・・・と続くうち、
視点は人物の直近であったり、人物自身であったり、さまざまな点を移動する。
けれども、「僕ら」は二度と現れない。
僕らはどこにいってしまうのだろう?
一度読んだきりでは、わたしに分からなかった。
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