HSK 1級と2級を受験してきた。
案内書に受験会場まで新横浜駅から徒歩25~30分かかると書いてあったのを真に受けて、
かなり時間に余裕をもって出かけたら、向こうに着いたのが早すぎて、しばらく待機した。
待機中『教養としての歴史学』(堀越孝一 講談社現代新書 1997) を読み終えた。
とぎれとぎれで読んできたので話の流れを見失った。再読しようか迷う本だ。
気になったところがあるのでここに書き留めておこう。
デカルトは数学だけが真なるものの学だとし、それ以外は偽だときめつけたが、
ヴィーコは真と偽とのあいだに「たしからしさ」があるとやわらかく考えた。そういうことです。
人間にかかわる学は「たしからしさ」を立てる学である。
それを「真なるもの」と見るところに人文の学が成り立つ。
もう一箇所、
マクシムって、つまり格率ですね。ひとつの知の体系を成立せしめる原則です。
人の集団が生きていて、数式で統御されているのではない世界と歴史を理解し、記述する仕方です。
やっぱりもう一度通しで読んでみるか?
それはさておき、試験はどうだっかというと、過去問を解いていたときと同じくらいの出来だった。
2級は「なんとなく」で解いた問題がちらほらあったけれど、1級は二問だけ解答に確信を持てなかった。
まあ、一番下とその次の級なので、ここで苦戦しているようでは先がない。
六時間以上試験会場に居ただけで疲れ果ててしまった。睡眠不足もあったからか。
ロシア語とドイツ語は明日から始めることにして、いったん眠るとしよう。
フランスからは特に連絡が無いので、多分まだ大丈夫なんだろう。そう思いたい。
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