望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

稽古場ウラ話・・・代役

2011-04-18 00:46:22 | 舞台・ウラ話

地震の影響で稽古スタートが遅れたため、
すでにかなり前から、毎日の稽古になっています。

毎日、といったら、ホントに毎日です。
これからも千秋楽まで、1日も休みのない日々が続きます。

といっても、そうそう出演者全員は揃わないんですね。

劇団なんかだと、そろって当たり前のところもあるんですが、
商業演劇とか、有名どころが出ている場合は、揃わなくて当たり前。

初めて全員揃ったのは本番だった、なんて話もあります。


我々のような小劇場でも、なかなか全員揃うことはありません。

となると、必要になるのが代役なんですね。


代役には何かと暗黙の了解のようなものがあって、

あまりベテランには振らない。
 遠慮ってことなんでしょうが、
 私なんかは言ってもらえたら、大喜びでやっちゃいます。

器用なタイプが重宝される。
 ま、そりゃそうですよね。
 その場で、本当の役の人の雰囲気に合えばいいので、
 じっくり役を作る必要はありませんから。

キャラや年齢が近い人を選ぶ。
 だからお互いに代役をやりあう、って人も出てきます。

物理的に、自分の出演シーンとかぶらない。
 自分が出てるのに2役は無理。
 これは読み合わせでも避けるようにします。


なんですが、今回、女郎の誰かが休むと、

必ず代役に名指しされるのが・・・、



斎藤一役の吉田匡孝さん。


あれ? なんか、今回のブログ、よっしーネタが多いなぁ。
ま、いいか。
それだけ目立つ、いい役者さんなんですよ。


さて、

今回、歴史上の人物はほとんど登場しません。

その中で、斎藤は、数少ない実在の、新撰組三番隊組長。
クールで感情を見せない、剃刀のような剣の達人・・・。

いろいろな意見があるようですが、
今回の斎藤一は、そういうキャラになっています。


・・・なのに、

 ・・・やってくれてますよ~。


演出家のご指名で女郎役 


ご本人は、けっこう楽しそうだし、
巧い役者さんだから、すんごく色っぽいし、

問題はないんですが・・・、

見てる方は大笑い。
出てる方は、笑いをこらえるのに必死。



でも、一番かわいそうなのは・・・、



相手役、中村半次郎(おっ、これも実在の人物だった!)役の武市悠資くん。

坊主頭の男性に色っぽくくっつかれ、
がっつりラブシーン。

何といっても、女郎宿のシーンですからね。

ちゃんと頑張って吉田さんと愛し合ってますけど、

おーい、目が笑ってないぞ~(笑)


濃ゆいラブシーンは、さすがにシャッターをきる気にならず、
ま、この程度の写真で・・・ね。





       

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