にぎやかな女子楽屋を出ると、
もうそこは、下手の舞台そで。
まぁ、例によって決してキレイとは言えない、
種々雑多な景色が見えます。

すでに右側に、
談話室の大きな窓らしきものが見えますね。
そして数歩進むと、このように白い線と矢印が。

実は、これ、見切れ線なんです。
見切れ線とは、
ここから出たら客席に見えちゃうよ、という線のこと。
このウラ話では、お馴染みの白線ですね。
ただ見切れ線は、本来、
ドアや出ハケ口に、引かれるものなんですが、
ドアでも出ハケ口でもない、ここに何故?
その答えはこちらに


つまり、普通に通ると、客席から丸見えなのです。
で、どこからどこまでが見えてしまうか、を、
この白い線と矢印で教えてくれているのです。
ということで、この白い線の間は、
全員、匍匐⇒ほふく前進で進むことになります。
これ、舞台裏では結構よくある話なんですが、
・・・しかし、今回は何といっても袴!
まぁ、袴のすそは踏んづけるは、着物は着崩れるは(笑)
その上、今回はとてつもない早替えの連続!
だけど、着替えに楽屋へ戻るには、
必ずここを通らねばならない。
んなこと、できるか!
ということで、反対側の上手に、
早替え用の着替え場所ができました。
このあたりの話は、
また上手に進んだときに、
お話ししたいと思います。
でも、この、ほふく前進。
もうひとつ、意外な落とし穴がありました。
<つづく>


人気ブログランキング
よろしければ、
