女学生の早替えは本当に大変でしたが、
私もね、私もね!
めっちゃくちゃ着替えてたんです!
あの作品は、9場からなっているのですが、
なんと私、その9場のうちの8場に出ていたんです。
それがわかったとき、
何より自分がびっくりしました。
どう考えたって、自分が、
そんなに出ているようには見えませんでしたから。
要するに、ほんのちょこっとずつ、
全部のシーンに出ていたんですよね。
しかし、いくら一瞬しか出ないといっても、
着替えないワケにはいきませんから。
本当にタイトなところは、
着物の得意な、安達先生のあざやかな介錯で、
何とかしのぎましたが、
本音をバラせば、
公演の最後の方には、
心底、着替えがイヤになっていました(笑)
だって、1回の公演で7回、
羽織はかまと夜着とを、交代に着替えてたんです。
それも、一瞬の出番のために!
これが自分の着物なら、
切り刻んで早替え用に細工して、
手間を軽減できるんですが、なにせ借り物。
そんなことはできないから・・・きちんと着るしかない。
・・・って、ものすごい愚痴大会になっちゃいましたが、
それほど面倒だったということで。
もちろん、着替えの回数は、
スタジオの稽古場のときからわかっていました。
しかし劇場に入って、
その着替え環境のキビシサに愕然!
楽屋に着替えに行くたびに、往復ほふく前進。
その上、たどり着いた楽屋は、
狭くて着替えにくい。
・・・この時点で、
いちいち楽屋に戻る選択肢は消えました。
といって、早替え部屋は女学生で満杯。
そう。
私がそんなに着替えるなんて、
誰も気づいてなかったんですから、
用意されているワケはない。
さてどうするか・・・。
<つづく>
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