望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

「見よ」ウラ話&ウラ写真(その31) やっと階段へ

2018-04-16 21:25:58 | 舞台・ウラ話

小道具置き場と、
このような位置関係で作られている裏階段。


ここから上って、


踊り場からまた上がって、


もう一つあがると、


セットが見えてきました。


そして、てっぺんです。


これぞ見本のような「見切れ線」ですね。
高所恐怖症の私は、ちょっと涙目になりながら、
この後ろで出番を待っていました。


こういう所は、とにかく危険なので、畜光がいっぱい。
この床だけで、これだけ貼ってあります。


手すりのように見える、横にわたしてあるパイプは、
とりあえずの危険防止の役目のみで、
手すりの機能はありません(笑)



普段でも薄暗い舞台裏の、
そんな手すりのない階段を、

火のついた手燭を持って、
足の先まである袴をはいて、走って降りたり上がったり。

それだけに、階段には、
畜光だけでなく、赤いライトがいくつも付いています。

このあたりも舞台監督さんの仕事なのですが、
いい舞台監督さんは無駄なく、
ほしい所にきっちり明かりをセットしてくれます。

舞台監督さんの腕というのは、
お客様には見えない、まさに縁の下の力持ちですが、
芝居がうまくいくかどうかのカギを握っているのです。


そして、見切れ線を越えて、


舞台に登場したときに見える景色。


本番前なので、相変わらず雑然としていますが、
写真が撮れるのが、この時しかないので


「舞台裏」とはよく言ったもので、今見てきた裏階段と、
客席側から見た、階段との、この落差。


といっても、この手すりだって、
実は「持つな、頼るな」なんですけどね(笑)


    <つづく>






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