この、ほふく前進。
意外なところで、もうひとつ落とし穴が・・・。
移動するキャストたちは、とにかく見えないように、
一生懸命、のそのそと這っていきます。
だから、もちろん、客席からは見えません。
でも、談話室からは・・・見えるんです!
談話室で芝居をしていると、
窓の外を、
ずりずりヨジヨジと、
移動する物体が目の端に見えるんです。
ナメクジ? ダンゴムシ?
はたまた、アルマジロみたいな背中が、
ゴソゴソ動いてる。
想像してみて下さい。
あの衣裳で、そーっとそーっと、
ゴソゴソほふく前進している図を。
もう、この姿を見ちゃった日にゃぁ、
集中力なんてどっかへ吹き飛んじゃいます。
なので、芝居をしている間は、
間違えても、窓の方には目を向けないようにして、
ひたすら部屋の中を見ておりました
ということで、
さてさて、窓までやってきました。
窓を裏側から見ると、この通り。
上の黒いものは、たぶんライトの影でしょうね。
窓枠の裏も、まさに舞台裏の汚さですが、
そこから見える舞台上も、
襦袢が干してあるは、脚立はあるは。
そしてそのすき間で、みんなストレッチしてるは。
本番前の舞台上って、本当にぐちゃぐちゃです。
そして、窓から見えていたのが、この木。
ん? 何故か足が?
これは、本番中、
スタンバイしている中村先生でした(笑)
中村先生は常に、ハイテンションで、
にぎやかに喋り倒さねばならないため、
裏でテンションを上げてから登場します。
役者とはいえ生身の人間ですからね。
そんな一瞬でテンションをMaxにはできないんです。
さて、そしてこの木、何かわかります?
<つづく>
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