延ぶの地獄の早替え。
・・・まぁ、いつも延ぶは忙しいんですが、
中でもすさまじいのが・・・。
暗転で椅子を移動する、という話を書いた(その13)。
あのシーンなのです。
みんなが窓から逃げた後、
菅沼がカンテラで照らして、ほっとした顔をして、暗転。
普通は、あの暗転で休憩になるんですね。
というのも、
暗転になる寸前まで、
夜着で、下手の談話室にいる延ぶが、
明るくなった途端に、袴姿で、
上手の階段から降りてくるのです。
つまり、暗転している時間しか、ない。
その間に、
浴衣を脱いで、着物を着て、帯を締めて、袴をはく。
そりゃぁ無理です。
だから、どこの団体さんでも暗転にしているのに、
ここでは、暗転なし!
実際、はるかぜちゃんのブログの思い出話に、
🌸1番時間がタイトなところは稽古中は1度も間に合ったことがなかったが本番ではほぼ間に合っていた
って、かなり怖い話が書いてありました。
(間に合ってなくても、本番に決行させる主宰もすごい

しかし・・・、
本当に、どうやって間に合わせたんだろう。
私も着替えていたので、見ておらず、
今も謎のままです。
まぁ、みんな少しずつ慣れていったことと、
いろいろと知恵を絞ったことで、
あんな無理難題をクリアできたんでしょうね。
楽屋に入ってもなお、細工中。

梅津仰子役の宮島はるかちゃん。
作っているのは延ぶの帯です。
着替えを手伝う側も、なんとかせねばと、
一生懸命なのです。
だって、自分が手伝った人が出トチるのは、
そりゃあイヤなものですから。
なんて、人ごとのように書いていますが、
いや、あのね!
ほとんど気付かれていないと思うんですが、
私もね、めっちゃくちゃ着替えてたんですよ!
<つづく>


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