さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

近所を散策

2007-10-25 | 日常生活

 昨日からすっかりお仕事モードに復帰している私達ですが、今朝は少し早起きしたこともあり、ちょっぴり近所にお散歩に繰り出しました。行き先は、自宅からも程近い、以前から気になっていた庭園ギャラリー「いち倫」。

 私達が住む名古屋の覚王山という場所は、日本で唯一の仏舎利をお祭りする日泰寺の門前町。今日、訪れた「いち倫」は、その日泰寺の山門を抜けた西側、周りには円空が彫ったと伝えられる仏像をまつるひなびたお堂や、静かな尼寺が点在する所です。

 この覚王山は、戦前のその昔、起伏に富んだ地形が名古屋の別荘地として好まれた場所。「いち倫」も250坪の敷地に建つ古い民家がギャラリーとカフェになっていて、お庭の日本庭園を散策することも出来ます。

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 まわりはぐるりと黒く塗られた塀が続き、立派な門をくぐると、そこは街中にもかかわらずうっそうと木が茂った日本庭園。

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 カフェになっている建物の中に入るときには、靴を脱いでスリッパに履き替えます。木の扉をくぐると木の廊下、なんだか懐かしいこの感覚。そう、十数年前に、私が今住んでいる自宅に両親が建て替えるまで、生まれたときからずっと祖父が建てたこんな木造のおうちに住んでいたのでした。(今でも夢に出てくるのは必ず昔の古い木造のおうちです。)古い木の匂いが懐かしい。

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広い庭園の中は、こんな苔生した古い木が沢山生えていました。きっと五月の皐の季節も美しいはず。

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 あぁ、この木造の感じ、私が子供の頃住んでいた家ソックリ!彫刻の入った欄間や掛け軸の掛かった床の間、思わず、河村に「こんな風に縁側があって、掃き出しの窓になってて…。立て付けが悪くて大変だったんだよ~。」と一生懸命昔の記憶を訴えかけます。

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 洋館になっている玄関脇の部屋にも惹かれつつ、私達が落ち着いたのは奥の縁側のある広間。縁側に座って庭園の木々を眺めながら草餅とコーヒー。それぞれのお盆にのってきた小さな野菊にも心和みます。

 この「いち倫」、自宅から歩いて10分ほど、サロンからも決して遠くない場所です。こんな近くに、こんな隠れ家のような場所があったとは!どうしよう、やみつきになってしまいそう。「名古屋も侮れないな。」と目からウロコの出来事でした。

 今日は「いち倫」から一度自宅へ帰った後、いつものようにサロンへ出勤。次の更新の準備もせっせと致しております。どうぞもうしばらくお待ちを。

庭園ギャラリー「いち倫」
名古屋市千種区西山元町1-58 (日泰寺すぐ西)
tel 052-751-1953
営業時間 10:00-17:00
定休日 月曜・火曜・祝日(覚王山縁日の21日は営業)
地下鉄東山線覚王山駅 1番出口より徒歩10分 P有り

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