さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

極寒のパリ

2010-05-06 | 

 そうです。パリは寒いです。真冬です。なのに私はコットンの洋服しか持ってきませんでした。(涙)天気予報で見る先週までのパリはそれほど寒くなさそうだったんです。昨日たまたま会った知り合いの日本人アンティークディーラー(パリ在住)にそのことを訴えると、「シンジラレナイ。あなた、この寒さでセーター着なかったら死ぬわよ!」とまで言われてしまいました。雪山での遭難では、化繊の下着か綿の下着かで生死を分ける、と聞いたことがありますが、それを「身をもって体験中」な感じです。(笑)早速河村に電話して「私のユニクロのヒートテック持ってきて!」と頼みましたが、その他にも、「のど飴持ってこい。」とか「風邪薬持ってこい。」とか色々いいつけたので、電話の向こうの彼はちょっぴり嫌そうでした。

 でも、本当に寒くて、一日戸外のフェアを歩き回った後、馴染みの紙物ディーラーの事務所でカードを選んだのですが、流石合理的なフランス人(ケチなんて言いませんよ、ケチなんて!)、ここも暖房なんて入っていなくて、室内にもかかわらず恐ろしく寒い!ほとんど修行の世界で、ホテルに帰るやいなや(この時期にはホテルの部屋にもヒーターは入りません!)、仕方なく熱いお風呂に入って午後6時からベッドに入って寝てしまいました。(笑)おまけに昨日は久しぶりにもの凄く重いアイテムをゲット!あまりの重さに、それを持って歩き回るうちに腕が抜けるかと思うほど。昔はどんな重い物でも自分ひとりで持ち運んでいたのに、最近重い荷物は全て河村担当。河村のありがたみをしっかり感じた買付け初日でした。

 どうやら火山の噴煙は偏西風に流されてこちらに来ないそうで、ちょっぴり安心。(前回の大騒動になったときは無風で大陸側に流れてきたんだそうです。)今日はパリでの買付けを夕方に終え、ロンドンへ向かう予定です。

エンジェルコレクションのホームページへ