今回の更新は、可愛いかぎ針編みのボンボンが沢山付いたチャイルドジャケットやホワイトワークとドロンワークの緻密な仕事振りが類い希なエプロン、繊細なタティングレースの襟付きジレ、ホワイトワークの豪華なビブ、レース系の衣類です。どれも現代では考えられないくらい手を掛けた物ばかり。どうぞご覧下さい。
ホワイトワークもドロンワークもびっしり施された大変凝った細工のエプロンはドレスにピンで付けて着用する物。とにかくその手の込んだ細工は、一度ルーペで眺め始めると引き込まれてしまうほど。こんな薄い生地に刺繍したり、ドロンワークを施したなんて、信じられない思いです。是非実際にお店で実物をご覧いただきたいエプロンです。
タティングレースでも、これはモチーフを糸と糸とで結んでつなげる古い作り方によるもの。何より、その糸の細さ、繊細さが儚げな雰囲気で、透けるようなローン地のジレ本体もとも良く合っています。ジレもすべて手縫いされています。このピンタック、なんて細いのでしょうね。
ノルマンディーの良家の子女の持ち物?一体どのような子供が着けたのでしょうね?ノルマンディーから出てきた豪華なホワイトワークのビブです。こちらも薄いローン地に立体的な手刺繍とカットワークが施された見事なビブです。(ビブに「見事」という表現もおかしいですね。)使用感の全く感じられない状態の良さも◎。お人形に如何ですか?
こちらも同じくノルマンディーから出てきました。このベビージャケットが出てきた時には、思わず「可愛い!」と声に出してしまいました。カットワークを施したり、アイリッシュクロシェが使われたベビードレスやベビージャケットは度々扱ってきましたが、これだけ沢山のボンボンが付いている子供服は珍しいのではないでしょうか?これだけの数のボンボンをかぎ針編みで作るのも、それは大変なこと。お人形に着せたり、小さなハンガーで飾っていただいても素敵です。