さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

「いいなぁ。」

2006-07-07 | アンティーク

 七夕ですね。先日、男性のお客様からジュエリーのご注文を受けました。そのご注文には、「プレゼント用に包んででいただくことも出来ますか?」との言葉が添えられていたため、大急ぎで「ジュエリーボックスも付きますし、ギフト用にきれいに可愛くラッピングさせていただきます!」とお見積りと共にお返事をしました。そうなのです。通常でも、ジュエリーの場合はボックスもしくは小さなポーチが付きますし、可愛くギフト用のラッピングも承ります。

 きっと毎日毎日ホームページを見ていてくださった奥様へのプレゼントなのかもしれませんね。そんな時のラッピングは、なんだか幸せのお手伝いをしているようで、私までわくわくしてします。思わず、隣の机で仕事をする河村に向って「いいなぁ。私もプレゼント欲しいなぁ。」と呟くと、彼には私へのプレゼントなど毛頭頭になかったようで、すぐに「僕も欲しい!」との返事が返ってきました。(こりゃダメだ。)私もプレゼント欲しい…。

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再びカウントのお話

2006-07-06 | 日常生活

 昨日も25万カウント達成のお知らせを書きましたが、今日になってその25万カウントをちょうど踏まれた方からメールをいただきました。実際にお目にかかったこともある関西のお客様です。

 なんとその方のメールによると、実は私の母と同じ年齢だとか!?きっと今回の「買付け日記」を読んでくださったのでしょう。(今回の買付けには私の母も同行し、母の年齢も書きましたので。)うちの母は、パソコンとはまったく無縁の世界に生きておりますので、まさかそのお客様が母と同年代だったとは思いもよらず(もっとずっとお若いと思っていました。)、びっくりしました。自分と同年代のお客様もそうなのですが、なんだか母と同じ年齢かと思うと、よけいに親近感が湧いてきます。

 その方ご自身も、何年か前、最初はお電話でご連絡いただいていたのですが、その後メールを送ることも覚えられて、今ではメールでご連絡をいただいていて、その進歩には目を見張るものがあります。うちの母にもその話をしてハッパを掛けなくては!

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こんな日には

2006-07-05 | 

20060705

パソコンの中を整理していたら、買付けの折に撮ったロンドンの風景が出てきました。たぶん常宿にしているサウスケンジントン周辺の筈。ロンドン、今頃どんな感じかしら?

 今日の朝方はすごい雨、お昼には雨も上がり、終日曇り空でした。こんな日には、初夏のロンドンを思い出します。どんより曇り空で、少し肌寒くて、「早く夏にならないかなぁ。」と思いながら空を見上げている、そんな光景が眼に浮かびます。。買付けで数えきれないくらいロンドンを訪れたことのある私にとって、ロンドンは親戚の家のようなもの、勝手知った近所のような感覚です。今日はそんなロンドンを、少し懐かしく思い出すお天気でした。

 イギリスは断然夏!というよりも夏以外の季節、春も秋も結構寒いので、夏以外の季節に行くのは、(仕事なので仕方のないことですが)正直あまり気が進みません。カラリとしていて暑くなく、半袖にカーディガン、サンダルが気持ち良いイギリスの夏が一番好きです。今日はサロンでラジオを聞きながら仕事をしていたのですが、そのラジオからちょうどビートルズの曲が流れたのも、イギリスを懐かしく思い出した理由のひとつかも。ビートルズの曲を聴くと、ロンドンの街やや郊外の情景が鮮やかに思い浮かぶのです。

 例年8月は買付けで留守をしていますが、今年はスケジュールの都合で8月は日本で過ごす予定にしています。ここ数年、毎年8月はヨーロッパで過ごしていたため、日本の暑い夏を乗り切るには少々気合いが必要かもしれません。「今年は暑くなりませんように。」と祈りながら日本で過ごす予定です。

 7月19日からの神戸大丸のお仕事が急遽決まりました。居留地のお洒落なエリアにある神戸大丸。今回はギャラリーでの落ち着いた雰囲気のアンティークフェアです。初めてのお仕事ですし、今から楽しみにしています。

 そうそう、いつの間にか25万カウントを数えていたのですね!知らないうちに、とっくに過ぎていてびっくりしました。本当にいつもホームページをご覧いただきありがとうございます。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

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名古屋探訪

2006-07-04 | 

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今では料亭として営業している稲本は大正12年(1923年)築、名古屋市の指定を受けた文化財でもあります。紅殻を塗った土壁の大きな木造建築、きちんと手入れの行き届いた建物です。

 名古屋に住んでいながら探訪というのもおかしいのですが、昨日は街へ買い物へ出たついでに、前々から興味のあった旧中村遊郭へ。古い建物好きな私と河村が、建築の本で読んで以来、以前から「一度行ってみたいね。」と言っていた場所です。名古屋で生まれ育った私ですが、自宅から離れていることもあり、この辺りに足を運ぶのは生まれて初めて。とても興味深い建築散歩となりました。

 この中村と呼ばれる辺りは、古くは豊臣秀吉が産湯を使った井戸がある中村公園にも程近い名古屋の中でも西方、JRの名古屋駅からは車で西に10分程度行った場所です。大正12年に遊郭として制定されて、大須という今でも大きなアーケード街のある北にあった旭遊郭から、遊郭全体がこちらへ移ってきたそうです。私も知らなかったのですが、この中村遊郭たるや、大変規模が大きく、東京の吉原をしのぐ日本一の歓楽街だったそう。そんなキーワードにひかれてやってきました。

 まず、車に乗って街を一巡。第一印象は「ふ、ふるいっ!」今まで名古屋では見たこともないような古い木造建築が並んでいます。戦争で大半が焼けてしまった名古屋の街なのですが、たぶんこの辺りは戦災を免れたのでしょう。細い路地に古い木造建築の並んだ住宅街は、まるでタイムスリップして80年前にやってきたようです。

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こちらはごく一般的な遊郭の建物。今では普通の住宅として使われているようです。どっしりした構えが年月を感じさせます。

 そんな中、車でウロウロする私達の目に飛び込んできたのは赤い紅殻を塗った木造建物。一目で遊郭だったと分かる大きな建物です。よくよく見ていくと「あ、ここにも!」「この建物もそうだ!」と次々に発見。玄関脇に美人画があったり、こういう場所にありがちなタイルを使った建物も多く、そのレトロな味わいも、古い建物好きな私達にはこたえられません。もう人が住んでいないのか、荒れ果てている建物があったり、一階を八百屋として使っている所があったり、もちろんそのまま風俗店として使われている所があったり、時間の流れと共にそれぞれの生業も違ってきています。今となってはの日本一の歓楽街だったという勢いは残っていませんが、街のあちらこちらに昔の面影をとどめていました。

 また、この辺りは大きなスーパーがあるため、夕方近くのこの時間帯には買い物にやってくる大勢の人通りがあるのですが、この近くに住む人にとってはごく日常の光景なのでしょう。沢山の買い物客とこの古い(そして少し怪しげな)街並みが、なんとも不思議な感じでした。旧中村遊郭、こんな自宅近くに、こんな古いものが残っていたのかと、目からウロコの探訪でした。

 中村遊郭について詳しくお知りになりたい方は、私達が尊敬する藤森先生の「建築探偵東奔西走」がおすすめです。

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名古屋へ戻ると…

2006-07-02 | 

 京都骨董祭を終え、名古屋に戻って参りました!今日の京都は、朝から降ったり止んだり。骨董祭を終えて、京都から名神高速に乗った頃は前も見えないほどの局地的な大雨、というよりほとんど豪雨と言った方が良いような凄まじいお天気でしたが、名古屋に着く頃にはカラリと上がってウソのよう。見慣れた街の風景にも少しほっとしながら帰宅しました。

 そして、自宅に着いてパソコンを開けると…お客様からの「お帰りなさい」メールの数々が!お気遣いいただいて嬉しいです。それぞれの方の楽しい「お帰りなさい」メールに、疲れも吹っ飛んでしまいました。明日一日ゆっくり過ごし、明後日からはまたホームページの更新作業に明け暮れる予定です。

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京都にて

2006-07-01 | 

20060701

京都市役所の古い建物。町屋も良いですが、こういう近代建物を見ると「京都に来たなぁ。」と感じます。

 昨日から始まった京都骨董祭、昨日の初日には、沢山のお客様がいらしてくださいました。お客様とつもりお話をしたり、実際のアンティークを目の前に色々お話ししたり、久し振りの京都も良いものです。

 昨日は、骨董祭が終わってから京都の街に繰り出しました。といっても、行き先はほぼいつも同じ。京都で行きつけにしているフレンチのお店が寺町にあり、毎回行くのを楽しみにしています。日本にいるときには、フレンチを食べることなどめったにないのですが、ここだけは別。気取らないカジュアルな雰囲気が私も河村も気に入っていて、京都骨董祭の度、予約をしては必ず訪れています。

 昨日の私達のメニューはそれぞれ前菜にホタテのテリーヌ(河村)とホタテと野菜のマリネ(私)、そしてメインは二人とも鯛のポワレ、スープ・ド・ポワソン仕立て。スープ・ド・ポワソン、つまりブイヤベースは私達の大好物。去年の夏、南仏へ訪れた時にも何回か食べたメニューです。思わず、「アルルで食べたスープ・ド・ポワソン、美味しかったよねぇ~。路地のテラスのテーブルで食べたよねぇ~。」「南仏の夕暮れって気持ちいいんだよねぇ。」「やっぱり夏は冷たいラタトゥーユだよね。」「あのマルセイユのレストランは…。」とひとしきり南仏の話(食べ物の話?)で盛り上がったのでした。夏になると南仏が恋しくなります。

 さて、京都骨董祭は明日まで。あと一日頑張ります!

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