日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

自在な視点。

2016-05-29 20:39:02 | 発達応援
 一週間、雨が降りっぱなしとなっていた先週の週間天気予報は見事にはずれて、
あちこち、出て行くことが多かった先週は助かりました。

 今週もなんだか雨模様な感じの天気です。
日々、バイク通勤の身としては、毎日カッパを着なくてはならない季節は、
ああ、めんどーっ!と思わずにはいられません。

 でも、梅を漬けたりする良い季節。
梅雨も大事よね。

 時々、幼稚園~小学校の低学年の子どもさんに、
「まゆたん、おとうさんいるの?」と聞かれることがあります。

 そりゃ、居るに決まってるだろう、と心の中で思いつつ、
その子がその質問を発した状況によって、

 1 私の父親のことを聞いている場合
 2 私に夫がいるかを聞いている場合

どっちを聞いているのかな、と思うことがあります。

 そこで、
「いるけど7年前に死んじゃったよ、生きてたら84歳だよ。」というと大慌てで、
「おかあさん、まゆたんのお父さん死んじゃったんだって!」と報告しに行ったりします。

 そして、母親に、
「だって、あなたのおじいちゃんも70歳でしょ…、」と聞くと、
「え、じいちゃん?違うよ、まゆたんのおとうさんだよ!」と、子どもは混乱気味になったりします。

 こんな場合、おそらく子どもが聞きたかったのは、
私に夫がいるかどうかだったんだな、と思う訳です。

 こういう場面と出会うたびに、
小さい子どもの視線は自分から見た所から一定方向に向かっていて、
他者の場所に移って考えることには、色々なステップが必要なんだなぁ、と思うことです。

 自分から見た視線を他人になりきった視線に移す、
自分の上に見える風景は、自分と違う所に立つ人からはどう見えるのか、
自分の見ている物と同じものを他者に見てもらうには、どうしたらいいのか。

 くるくると自分の視点を自在に変えるためには、
垂直水平、前後左右、様々な認知機能が必要なのですね。

 フォイヤーシュタインの復習をしながら、そんなことを思い出した日でした。
コメント
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