朝日新聞によると『大阪地検特捜部の主任検事による証拠品の改ざんを隠したとして犯人隠避罪に問われ、一、二審で有罪判決を受けた当時の特捜部長、大坪弘道被告(60)が、最高裁に上告しない方針を固めた。近く会見で明らかにする。ともに有罪判決を受けた当時の特捜副部長、佐賀元明被告(52)も上告しなければ、現職検事が計3人逮捕された一連の事件が発覚から3年余りで終結することになる。上告期限は9日。
大坪元部長は先月25日の二審・大阪高裁判決後の会見で「闘い続ける」と上告の意向を示していた。
一連の事件は2010年9月、朝日新聞の取材で発覚。特捜部が手がけた郵便不正事件の主任検事(46)=証拠隠滅罪で有罪確定=が捜査上の見立てに合うように、押収品のフロッピーディスク(FD)のデータを改ざんしたと報じた。最高検は発覚当日に主任検事を証拠隠滅容疑で逮捕。10月に大坪元部長と佐賀元副部長も改ざんを隠したとする犯人隠避容疑で逮捕した。昨年3月の一審・大阪地裁判決は、2人は主任検事がFDを改ざんしたと知りながら、誤って書き換えた「過失」とすり替えて処理したと認定。ともに懲役1年6カ月執行猶予3年(求刑懲役1年6カ月)とした。二審判決も一審の判断を支持した』とのことですが,佐賀元明先生も,上告を断念されたそうで,これによって,佐賀先生の有罪が確定することになります。
今回の事件,何人もの現職の検事でされ,佐賀先生はむしろ被害者だと言っているように,裁判所がおかしな判決を下したことは明白です。これが,わが国の現実なのです。正しい者が裁判で勝つとは限らないのです。
大坪元部長は先月25日の二審・大阪高裁判決後の会見で「闘い続ける」と上告の意向を示していた。
一連の事件は2010年9月、朝日新聞の取材で発覚。特捜部が手がけた郵便不正事件の主任検事(46)=証拠隠滅罪で有罪確定=が捜査上の見立てに合うように、押収品のフロッピーディスク(FD)のデータを改ざんしたと報じた。最高検は発覚当日に主任検事を証拠隠滅容疑で逮捕。10月に大坪元部長と佐賀元副部長も改ざんを隠したとする犯人隠避容疑で逮捕した。昨年3月の一審・大阪地裁判決は、2人は主任検事がFDを改ざんしたと知りながら、誤って書き換えた「過失」とすり替えて処理したと認定。ともに懲役1年6カ月執行猶予3年(求刑懲役1年6カ月)とした。二審判決も一審の判断を支持した』とのことですが,佐賀元明先生も,上告を断念されたそうで,これによって,佐賀先生の有罪が確定することになります。
今回の事件,何人もの現職の検事でされ,佐賀先生はむしろ被害者だと言っているように,裁判所がおかしな判決を下したことは明白です。これが,わが国の現実なのです。正しい者が裁判で勝つとは限らないのです。