昨日は,福島第1原子力発電所損賠賠償請求訴訟の関西弁護団会議(4班地震津波グループ)に出席しました。参加者は,8名。みっちり3時間半。
私は,貞観地震津波というものを手がかりに被告国や東京電力の責任を追及する担当なので,この1年以上,貞観地震津波に関する文献や論文に目を通してきました。
他方,被告国らは,2011.3.11の以前の時点,さらに今でも,貞観地震の波源モデル(=地震の全体像)は確定(判明)していない,と主張しています。
しかし,地震計など影も形もない平安時代,西暦869年7月13日に起きた地震の全貌が神ならぬ人にわかるわけがないのです。
結局,国や東京電力は,貞観地震津波を知っていて,その再来が福島第1原子力発電所を襲う可能性は認識しながら,まだ来ないだろうと勝手に考えて対策を遅らせた,というのが真実なのです。
私は,貞観地震津波というものを手がかりに被告国や東京電力の責任を追及する担当なので,この1年以上,貞観地震津波に関する文献や論文に目を通してきました。
他方,被告国らは,2011.3.11の以前の時点,さらに今でも,貞観地震の波源モデル(=地震の全体像)は確定(判明)していない,と主張しています。
しかし,地震計など影も形もない平安時代,西暦869年7月13日に起きた地震の全貌が神ならぬ人にわかるわけがないのです。
結局,国や東京電力は,貞観地震津波を知っていて,その再来が福島第1原子力発電所を襲う可能性は認識しながら,まだ来ないだろうと勝手に考えて対策を遅らせた,というのが真実なのです。