最近,「スイフトからの除外」という言葉がニュースで出てくるようになりました。これは,ロシアがウクライナに侵攻した際,ロシアに対する最も強力で効果的な制裁の1つとしての,1万社を超える世界の銀行が使う決済ネットワーク「国際銀行間通信協会(SWIFT スイフト)」からロシアの銀行を排除することを指します。
しかし,結局,ロシアの銀行はスイフトからの除外されないないことになったようです。というのは,ロシアの銀行をスイフトから除外してしまうと,例えば,日本の企業がロシアの企業から商品を買った場合,代金の支払いができなくなってしまうからです。つまり,もう世界は一つなのです。
とにかく,今回のロシアによるウクライナ侵攻に対して効果的な制裁が科せないとなると,例えば,中華人民共和国は喜々として台湾へ侵攻するかもしれません。