青い12系客車の話題で盛り上がっているようだ。前出の記事にも書いたように、アントンKには、あまりピンときていないのが正直なところだが、ここまで客車という車両が消えてしまい、全国を見渡すまでもなく、数えられてしまう時代だと、鉄道ファンならば当然の成り行きなのかもしれない。乗車すれば他の車両とは違う雰囲気が漂い、単なる移動手段ではなくなる気がしてしまうのだ。
「国鉄型」というキーワードが鉄道ファンの間に蔓延している昨今、やはり12系客車もターゲットとして加わっているのだろう。それも原型を留めたブルーの12系は、今更ながら日本国内のいずれのシーンにもマッチしているように思うのはどういうことなのか。電機の国鉄色返りとともに再認識させられる事案だ。
今回は、年始に走っていた成田初詣臨に活躍した12系客車の走行シーン。同じような画像で恥ずかしいが、前出は国鉄時代のEF65P型がけん引していた時代。今回はJR化後で、EF65PF型けん引に変わっている。まだEF58が最後の活躍をしていたからか、65PFの12系ごときにはファンの姿は無かった。アントンKにとっては、好みの初期型のEF65PFがやってきたことが救われたが、だからといって強い印象が残っている画像ではない。もちろん、将来12系が持てはやされる時代がくるとは夢にも思っていなかったのだ。
1992-01-14 9742ㇾ EF651018 12系x9 JR東日本/高崎線:新町-神保原