新年を迎えて初詣臨が落ち着くと、雪中撮影へと出向くことが多かった。ちょっと前のことと思いきや、すでに時計は20年以上も時間が進んでいる。時期が現在と重なるため、昔の画像から1枚掲載しておく。
信越本線を往くシュプール信越号。すでにスキーヤーは下車しており回送列車である。当時は、スキーシーズンになると、各地から臨時列車が増発され、格好の被写体になった。普段では見ることのできない車両が雪山を目指して一堂を返すといった様相になるからだ。583系や485系の正面貫通扉が開き、連結している編成もこの時初めて見た記憶が残っている。写真は、普段中央線の特急で活躍している「あずさ」色だが、長い編成は威風堂々、臨時とはいえ特急車たる威厳を感じてしまう。雪山はいつも猫の目天気。予報は当てに出来ず、とにかく現地へと出向いてナンボの世界。この時も陽が射したと思ったら雪がちらつく様な落ち着かない空模様だった。
あちこちから、ラッセル車撮影のお誘いを受けるが、なかなか重い腰が上がらない。独特の雰囲気は理解しているつもりだが、自然を相手にする撮影こそ一番奥が深くシンドイものなのだ。
1999-01-30 回9316M シュプール信越 黒姫付近
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