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明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

ひとつの出来事 吉田拓郎

2021-04-16 16:26:00 | 僕の音楽日記


1976年 明日に向かって走れ
ツアー より
コンサートの開演前 
に曲が流れるようになった。

始まる前に場の雰囲気を整える
導入部分で流れてきた歌は

「一つの出来事」という歌だった

離婚後に書き上げた作品なのは
その作品を聞けば理解できるところ

75年と言う年に
つま恋コンサート
フォーライフレコード設立
離婚と
大きな出来事の中で
揉まれて
傷心しきった心情を
表現している
この作品は
重い。

アルバム「今はまだ人生を語らず」の時も
私生活はボロボロだったのだと
思う。しかし、
アーティストとして
やるべき、超えるべき頂きが
目の前にある時は
恐ろしく強力に内包している
パワーを爆発させる
その時を見計らうような
そんな時期だったから
私生活の沈んでいく心情を
打ち消すほどだったのだろう。


1976年になり
つま恋で燃え尽きた状態から
立ち上がり
ツアーを始めた

コンサート演出も
開演前に歌を流すように
変化していっていた。


この歌が流れ
聞き終わると

幕が開き
「春だったね」へと
オープニング曲へ繋がっていった。




♫何も言えない時がある
自分のことと黙りこめ

自由でありたい人だから
縛りつけたい僕だから


時の流れを知る人と
乗り遅れた
うすのろだから
キミの世界に戻るために
ボクの世界に戻るために

一つの出来事がそこに
あった…








最後の頁 山口百恵 cover

2021-04-16 06:34:00 | 僕の音楽日記


秋桜のB面に歌われて
最後の頁 

山口百恵さんがcoverする
最後の頁。
また違ったニュアンス。

この歌を聞くたびに
思う…






キミと僕
喫茶店で話す事も
出来ずに

あの日別れた…


ちゃんとお別れを言えるように
なったのが
大人になった証拠だと
いうのなら
なんなら
そんな大人になんて
なりたくなかった…

キミが
マッチのジクでつくった
サヨナラの文字
それを端から火をつけて
燃やすなんて

喫茶店のテーブルの上で

なんてことをするんだろ!?

この歌を聴いた時
最初、なんてお茶目なカップル
なんて、無謀なことをする
カップルなんだろう
と思った。

そりゃあ
もう、別れるんだから
喫茶店のテーブルに
火でも燃やして
「サヨナラの文字が綺麗に燃えてるぅ〜」なんて
言う無邪気さは
別れる間際の
やけを起こすことに
あり得る行動かも…


でもね
すんなり、別れることは
ホントは望んでいなかったんだよね

だって

もしも
僕たちのこのあらすじが
鉛筆書きだったら
もう一度くらいなら
ホラ、書き直せたかも
しれない

と歌ってる
二人における
恋の行方、愛の物語は
下書きだったなら
書き直せるはず。


恋の物語にあった
あらすじの結末は
予測していたものなのか
そこだけは
ずっと
続いていけたらと
絵空事の中にいたのだから…


忙しさが増え
二人の時間が減っていき


キミの日常から
僕がだんだん消えてゆく…
君のそばにいることだけが
唯一の安心感だと勘違いして
見守ることは違う意味
もあるけれど

近すぎても
遠すぎても

辿り着けない
距離がある

大人になるってことは
そうゆうことで
無理矢理にでも
飲み込んでしまう
腹に落としてしまうこと



他人のふりをして
すっぱりと背中を
向けていこうと



終わりの始まり

最後の頁は

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