明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

あゝ青春 吉田拓郎

2021-08-02 18:20:00 | 僕の音楽日記
1975年 8月2日〜3日 
静岡県掛川市
ヤマハリゾート施設 つま恋にて
日本初のオールナイトコンサート
吉田拓郎・がぐや姫
コンサート イン つま恋
が開催されて今年で
46年目の夏。
8月2日。
ちょうど
午後5時5分
コンサートはスタートした。
ファンの前には1年ぶりの登場。

「朝までやります。朝までやるよ。朝まで歌うよ!!」

第一声の拓郎さんの言葉が
伝説のオールナイトコンサートへの
幕開けを告げるメッセージだった。

日本初。
前例のない万単位の観衆とオールナイトコンサート。

期待と不安
ファンは大いなる期待。
関係者は不安
交錯する中
始まった
一曲目 「あゝ青春」
はっぴいえんど
解散後 単身歌謡界に乗り込んだ
松本隆さん
の作品。
吉田拓郎さんとの初めての仕事
提供作品が
「あゝ青春」だった。

当時
「俺たちの勲章」での
インスト曲であったが

トランザムへの提供曲になる前に
ユイ音楽工房社長
後藤由多加さんが
松本隆さんへ
「数え歌のような歌詞をつけてくれ」と依頼。

トランザムも歌詞付きでレコードを
出している。

つま恋コンサートのオープニング曲は何がくるのか?
予想していたファンも多かっただろうと
思う。
まさか?の
「あゝ青春」予想外のチョイスだったのだろうと思う。

その後
この歌は
特別な歌
として
ファンの間でも大切な歌として
記憶している。

6万人の観衆の前で
恐怖にすくむ身体を奮い立たせ
コンサートオープニングに臨んだ
吉田拓郎さん。
当時の興奮と緊張との戦いの中
にみる表情が
精悍でまた、男の美しさを感じる。


あゝ青春
この後
篠島コンサートも
この歌がオープンニング曲として
選ばれた。

流石に
2回目のイベントでの
お決まりの曲とあって
篠島も
そこそこ
感動したが
つま恋の比ではなかった。

その後1985年の
ワンラストナイト つま恋
では
第3部のラストで歌われた。
2006年
のつま恋では
最後のステージで
歌われた。

2006年のつま恋の
吉田拓郎さんこの歌を歌唱していて
感極まっていたのでしょう
目が潤んでいたように見えた。

長きに渡って
歌われてきた。
あゝ青春。

1975年のつま恋を越えれる
コンサートは
もう出てこないだろうと思う。


そして

円熟味を増した
2006年のつま恋での
あゝ青春。




あゝ青春は
燃える陽炎か…
あゝ青春は
燃える陽炎か…

青春とは陽炎。

永遠の嘘をついてくれ (再) 2006つま恋中島みゆき&吉田拓郎

2021-08-02 07:03:00 | 僕の音楽日記

46年前
日本で最初に行われた
元祖 夏フェス
といわれる
吉田拓郎かぐや姫コンサートインつま恋

あれから46年の今日8月2日
当時は土曜日の暑い日だったという。

吉田拓郎さんは
つま恋での
イベントは
計3回
1975年
1985年
2006年
と3回おこなった。

2006年のつま恋での
サプライズ
中島みゆきさんの
登場を見て思う。

吉田拓郎さんのステージに
中島みゆきさんが立った
つま恋の地で。

きっと
ヤマハの川上源一さん(初代ヤマハ発動機社長、ヤマハ音楽振興会会長)が
この奇跡を
その瞬間を
引き合わせてくれたんだと思う。

1974年に静岡県掛川市に
オープンした
リゾート施設
つま恋

よく年に行われた日本初のオールナイトコンサート
6万人もの、観衆を集めた
このコンサートも
つま恋という場所に決まるまで
紆余曲折したという。

後日談の裏話では
ヤマハ音楽振興会の会長の
川上源一さんの所へ
直談判しに行って

当時 
ポプコンが行われていた
つま恋に
そこからデビューしていた
NSPより
吉田拓郎、かぐや姫は
凄いのか?
と川上源一さんは交渉人に
尋ねたという。
つま恋の地を使用するに
どうしても越えれない難関
静岡県からの許可が降りなかった
青少年育成に関する条例
コンサート開催自体危うい状況だったという。
それを打開するために
ヤマハの所有者である
川上氏のところへ出向いた。

若者の夢を壊してはいけないと
川上氏が、その事で開催が危ぶまれる事を憂慮して
動いてくれた。
その事で一気に事態は動き出し
無事コンサートインつま恋は
開催される運びとなった。

あの時
川上氏が静岡県副知事に連絡を入れて開催を後押ししてことで
つま恋での
日本初のオールナイトコンサートが開催された。

その川上氏のもとで
ポプコンで、デビューし
世界歌謡祭で大賞をとった
中島みゆきさん
1975年
その年に「時代」で受賞している。

きしくも
1975年という年に
ヤマハの場所で
二つの大きな星が輝いていた。
一つは生まれたばかりの眩い光を放ち
もうひとつは躍動の集大成の輝きとして光を放ち

つま恋という地でその31年後に
同じステージに
川上氏から引き寄せられた
夢の共演。

永遠の嘘をついてくれ
真夏の夜の夢
あれは
嘘だったのか?

幻だったのか?


二人のコラボは
何事もないように始まり
何事もなかったように終わる

歌に込めた思いだけ
歌だけで全て語れる

めぐるめぐるよ
時代はめぐる
喜び悲しみ
繰り返し…


なのである。