明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

祭りのあと 吉田拓郎

2021-08-15 20:00:00 | 僕の音楽日記


吉田拓郎が
もう、歌いたくない歌
嫌いな歌
という名目で
ラジオで発表した
歌が
「祭りのあと」だった。


作詞が岡本おさみさん
名盤「元気です」に収録されて
いる
いわば名曲としての位置付けだった。

それなりに
拓郎さんもステージで歌ってきてた。

詩の内容が
とにかく
重い
ということだけは
いえるけれど

歳を重ねて
時代も変わっていくと
今、しっくりこない感覚は
歌い手にもあるように
聞き手にも同じようにある。

確かに…


♪祭りのあとのさみしさは
例えば女でまぎらわしい

とか

♪人を怨むも恥ずかしく
人を褒めるも恥ずかしく
なんのために憎むのか
なんの怨みで憎むのか

とか

♪日々を慰安が吹き抜けて
死んでしまうに早すぎる

とか

♪もう 怨むまい
もう
怨むのはよそう
今宵の酒に酔いしれて

と歌っている…



しんみり
心を落ち着かせる
鎮魂の歌のようだ。

ラジオでも拓郎さんは語っていたけれど
重くて
確かに歌いたくないという
感情になるだろうな…と…

ギター一本で歌って収録した
「元気です」での
「祭りのあと」
そのあと
「176.5」というアルバムで
再アレンジして
セルフcoverしてる

そして
「oldies」のアルバムで番組でも
紹介されていた
スティールギターの駒沢さんの演奏で見事に
包み込んで柔らかくなった
ライトにパッケージされた
見事な
「祭りのあと」がある。

これがやはりベストテイクのような
気がする。




僕的にはもう一つ
80年代
王様たちのハイキングツアー
での
武道館でのテイク

ギターの青山さんが
柔らかく
バラードのリードでパッケージした
いい、テイクのがある
この二つが
「祭りのあと」
というのを
作品的に気負いなく
聞けるような気がする。




オリンピックという
祭りが終わり

祭りのあとをむかえ


お盆も終わり

祭りのあとの
さみしさ
を感じる

重くなく
サラリと

また、日々を過ごしていかなくては