明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

ミスター・ロンリー ボビー・ヴィントン

2021-11-23 21:10:00 | 僕の音楽日記
この人の歌は
ほとんど
インストでしか聴いた印象がなく

一番馴染みなのが
ジェットストリームのオープニングで流れてくる
あのナレーションとともに
聞こえてくる
アレだ!

遠い地平線が消えて
深々とした夜の闇に心を休める時
遥か雲海の上を音もなく
流れ去る気流は
たゆみない宇宙の営みを
告げています

満天の星をいただく果てしない
光の海を豊かに流れゆく風に
心を開けば
煌めく星座の物語も聞こえてくる
夜の静寂の、なんと
饒舌なことでしょうか
光と影の境に消えていった
はるかな地平線も
瞼に浮かんでまいります。


これからのひととき
あなたにお送りする
音楽の定期便
ジェットストリーム
皆様のお供をいたします
パイロットは
わたくし
城達也です。

夜更けに
寝落ちして
ラジオから聞こえてくる
心地よい音楽と
ナレーション
ジェットストリーム


ミスターロンリーは
まさしく
ジェットストリームなのだ

ボビー・ヴィントンの歌唱よりも
ぼくの記憶は
レターメンがカバーした方の記憶の方がつよい
ボビー・ヴィトンは1964年に
レターメンは1970年に
それぞれリリースしているので
本家のほうは
まだ僕は2歳。
遥か遠い昔のこと

でも60年代アメリカンポップスの
粋でせつなく甘酸っぱいメロディの最たる作品だと思う。
ベトナム戦争の真っ只中
兵士として
電話をかける相手も
手紙を出す先もない
ボビーの心中を歌った歌でもあった

さみしくひとりぼっちだけど
さみしさの先にみえる
希望を探して
諦めず故郷へ帰ることを
願い歌った
ミスターロンリー

シンプルな名曲は
秋の夜長に
じっくり聞きたくなるのです。