明日の葉っぱ(8×8)=69

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1975年の吉田拓郎 その20 (改) 提供曲 明日の前に 堺正章

2019-07-17 06:56:00 | 僕の音楽日記
スパイダースのボーカリストだった
堺正章さんのシンガーとしの活躍は
少しお休みしていた感じだった。
 
 
司会と隠し芸と、
バラエティには欠かせない存在として、
むしろそちらへシフトしたかの様な
そんな中
思い出したように
出したシングルは
吉田拓郎さん書き下ろしになる
三拍子の「明日の前に」
 
少し、疲れている、落ち込んでいる
心は正直に作品に投影されるの
だろうか?
1975年の始まりもしくは
1974年の終わり頃にはこの作品はできているはず
7月発売のこのシングル
は当時の拓郎さんの
色々あった心を少し反映されてるのだろうか?
でもそれをわからないように
うまく自分に言い聞かせるように
自らの心に問いかけるような
人生を例え言葉にして、歌っている。
 
あゝ人生は「流れ星」
「一人芝居」
「はぐれ雲」
 
それでも生きていくんだと
男の応援歌的な要素がある
 
スパイダースの盟友 かまやつひろしさんが「我が良き友よ」の大ヒットを飛ばして
それに刺激された形に見える
堺正章さんのレコードリリース。
 
曲的には
拓郎さんファンの中でも名曲として
あげられる歌でもあるし、
 
拓郎さん自らも
初披露は75つま恋 のコンサート。
夜明け前ラスト近くで歌ってます。
3部の瀬尾一三オーケストラで堺正章さんのレコードアレンジと一緒のアレンジで歌ってました。
 
堺正章さんのレコードアレンジも
瀬尾一三さん。
 
ブラスから入るイントロの
哀愁漂う三拍子のこの歌は
 
カントリーフォークのバラードになっており、
男達の応援歌的な要素もある気がする。
三拍子はヒットしないという通例をもろともせず三拍子にこだわる拓郎さんの創作ポリシーはすごい!
 
この手の世界は
「どうしてこんなに悲しいんだろう」
「流れる」
と似通った作風で、
むしろ拓郎さんの十八番。
といってもいい
この辺の柔らかさが
激しさの対局の世界観であって
拓郎さんの魅力でもある。
 
 
拓郎さん自らも「明日に向かって走れ」
アルバムでセルフカバーしてます。
 
76年の「明日に向かって走れ」ツアーのライブでラストに歌ってましたし、
 
それからライブでの披露は
その後2009 までなかったと思う。
 
 
堺正章さんへの提供曲として
B面は拓郎さんの名曲 「祭りのあと」
 
 
ムッシュも堺さんも
男の哀愁の歌という
新たな一面を
引き出したような
作品に出会った気がする。


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