夢去りし街角 アリス

仲間
友達
一員
バンドを
組んでいて自分以外の人を
どう呼ぶか？

僕は
仲間と呼びたい。


一員でもある僕

でも
他の人から見ても仲間として
そして今でも
諍いがあって
疎遠になった今でも
仲間と呼びたい。

(かぐや姫)を意識目指して、
そして
(アリス)だったりもした。

どちらかと言えば
キャラクター的には
(アリス)だったのかもしれない。

もっと活動を広げて
もっと歌を歌って
もっと
もっと…

趣味で
好きで始めた
ギターと
歌で、
磁石のように
吸い寄せられた
僕たち三人。

僕たち三人の世界は
観てるものからしても
面白かったと思う。

歌や曲は化学反応する
僕たちの作品。
1➕1➕1=5になるような
そんなバンドだった


そりゃたまには5にはならなくて
1や0.5とか
失敗した結果なんてのも
あったから
また、
それがあったから
面白かった。

街角に立つ
見上げる空に向けて

言葉を投げつける

(最後の言葉だ
ありがとう)


そう
最後は
ありがとう
って言って終わりたい
人生。


汚点や
疎遠になったまま
悔いを残して
終わらせては
いけない。

あの時、
自分から
謝っておけば

…

色々あったけど
もう
いいよね…


そう思いたいよね

僕たちには歌が流れてる
あのフレーズを奏でくれた
あのハモリは素晴らしかった

そんな過去の瞬間がある

あった。

そのことまで蓋をするように
否定されたら
歌たちが可哀想。

その角を曲がれば…
もう
夢はないのかもしれない

夢去りし街角に
立ち

僕はケータイで
彼たちと
そんな話をしていた。

いつかまた
きっと
もう一度…