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その2 拓郎 陽水 由実 みゆき 恒星たちとの時代

2020-05-13 06:01:00 | 拓郎 陽水 由実 みゆき恒星たちとの時代
1975年 
4人の中で最後にデビューした
中島みゆきを待つように
環境が整えられていった。

いわゆる
1975年以前
そして1975年以後


1970年から1975年までは混沌とした激しい時代でもあった
それはまるで何かの後片付け政治的に言えば戦後処理のような
確かに70年安保闘争収束し、
その熱い熱が醒めてクールダウンの期間が始まりつつも
その祭りのあと
でありながら
新たな環境整備に必要な
歌のリーダーを求めていたそんな時代だったわけだ

だからあの5年間は単なる5年ではなく
10年にも20年にも相当する5年間だと思う。

よしだたくろうが吉田拓郎になった1975年

荒井由美時代の終わりが
1975年
翌76年に松任谷正隆さんと結婚 改名。

井上陽水さんは
ポリドールからフォーライフレコードへ
70年代前半の絶頂期73年
アルバムセールスの記録を打ち立てた
氷の世界、
ビッグネームへと躍り出た井上陽水。

70年代前半は男子の時代だったのか?
いわゆる男性中心の歌の世界にスポットがあたってほぼ、女性ファンは拓郎や陽水、かぐや姫といった
アーティストに群がり
男性には女性ファンが
男性はアイドル歌手に群がるみたいな
男女の区分けがはっきりしてきた。

その後 女性アーティストにも女性ファンがしっかり
ついていく時代がやってくるのだけれど


女性の声を代弁するオピニオンリーダーへと
中島みゆきや、ユーミンはなっていく。

よしだたくろうが72年にいち早く飛び出し、
「結婚しようよ」「旅の宿」をヒットさせ
アルバム「元気です」のセールスを伸ばせば
翌年井上陽水として再デビューした陽水が
「氷の世界」をヒットさせる

拓郎、陽水ともにヒット曲を持ち
両巨頭としての
横綱の位置についた。
男性の巨星
拓郎と陽水
動の拓郎
静の陽水
明暗を分けながらあの時代
牽引していった。
1975年という一つの区切りの年に向かって


1975年の激動の一年の中心渦には間違いなく
拓郎、陽水はいた。

本来なら
あの伝説のオールナイトコンサート
つま恋 も
かぐや姫とのジョイントではなく
陽水とやるべきだったのが時代的背景の筋だったはず
拓郎、陽水コンサートインつま恋
となるはずだった。
その案もなくもなかった。

諸般の事情もあり、実現しなかった訳は
大きくはコンセプトの違うこと
燃えるような情熱を孕んだ
手の内をしってる
「かぐや姫」を拓郎はパートナーに選んだ訳は
本来拓郎一人であのつま恋のオールナイトコンサートをやろうとしていたはず。
しかし体力的、などの事情を鑑みて
勝手知ってる同じ事務所の
かぐや姫に白羽の矢がたった
4月に解散しているのにも関わらず。


かぐや姫を選択した拓郎に意図は
なんとしても
成功させたい、燃えるような情熱を共有できるアーティストとやりたい
という事だったのではないだろうか
たまたまだったのかもしれないけれど

あの時代、あの企画
あの場所で
あのコンサートは
やはり
拓郎、かぐや姫
で行ったことが正解だったのかもしれない。

別の見方をすれば
ミュージックシーンの流れでみると
絶対的に拓郎、陽水が、両巨頭が揃いたち
オールナイトコンサートをやる!
ということの方が
理に適ってるはず。

実現しなかった組み合わせだが
考えてみると
ワクワクする組み合わせのコンサートにはなったのだろうと…

拓郎と陽水が凌ぎを削るように
互いのヒット曲が
フォークソングというジャンルの裾野を広げていき
フォークシンガーたちのポジションを高める旗印として先頭にたって駆け抜けた70年代前半。

男性だけでは片手落ち
いよいよもって女性のアーティストの活躍の場が浮き上がるのを
1975年 中島みゆきのデビューを待つように
その機会が訪れてきた。

荒井由美時代最後のヒット曲
「翳りゆく部屋」は
女性特有の影の部分
しとやかさ、慎ましさ
を表現して
何より、ユーミンは中島みゆき出現までの
歌の世界は
ポップな曲調が多いのだけれど
少し屈折を引きずった少女の気持ちをどこか代弁した作品がみられ
それはポップな曲調で薄めて聞かせていたわけで
純和風な日本人的思考と音階でせめてきた中島みゆきさんの出現で
ユーミンが変貌せざるおえなくなった。
結婚を期にそのタイミングは
正しく
次に来る女性が前面に出てくる
歌の世界
女性主役の世界の歌たちを世に届けるアーティストとしての両巨頭が
そろい踏みした瞬間
1975年であった。

中島みゆきのデビュー曲
「時代」だった。

♪そんな時代もあったねと
いつか笑える日も来るわ…


達観した内容は
過去から逆算し、スタートラインに立った
ユーミン、みゆき時代の始まりを告げるファンファーレのようだ。

ひとまず、拓郎、陽水から
時代のバトンを渡されたユーミンとみゆきの二人は
彼女たちが爆発的に活躍し始める80年代に向けて
その全貌を整えるべく
準備段階に入っていった。


つづく





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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kosuke3534)
2020-05-13 14:55:08
こんにちは〜

僕の80年代はまさに「歌謡曲」の時代なので、とても勉強&参考になります(๑•̀ •́)و✧

この4人のアーティスト。
僕の嗜好でいうと…
ユーミン:かなり好き
中島さん:まぁまぁ好き
陽水さん:普通
拓郎さん:あまり知らない

なんですよね。
相変わらず70年代のアーティストに疎いです|ω・`)
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Unknown (aoi-tuki-no-waruz)
2020-05-13 17:55:18
@kosuke3534 さん😊コメントありがとうございます。
書き出し、滑り出しから
なんか書いてて
自分自身わちゃわちゃしてて
何がなんやらまとまってなくて
読みづらい内容かと思います。
暖かい言葉恐縮です。
恒星たち…とつけたのは
この四人はone&only
なる人たちでいつまでも自ら輝きを放っているからです。
何かしらの共通項やら
エピソードなんかを挟みながら書けたらと思ってます。
参考になるかは
わかりませんが…(爆)🤣🤣
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