春の化粧品CMの走りはこれだった
資生堂小林麻美さんが画面に映し出され
バックに流れていたのは
まだ、無名に近かった尾崎亜美さん
編曲は松任谷正隆さん
1977年という年はニューミュージックと
言われるソングライター、シンガーソング
ライターなどの人たちが
歌謡番組に混ざり合って、活躍し出した
そんな時代 ユーミンの妹分として
仲の良かった尾崎亜美さん
サポートしたりされたり フォーク系から
おしゃれな音楽シティPOPへと派生してい
く過程に歌謡曲と混ざり合っていた時期
ニューミュージックという呼ばれ方もされ
「マイ・ピュア・レディ」も
その流れの中にCMタイアップとして
また化粧品メーカーのバトルのひとつに
関わった走りの作品
アンニュイな雰囲気、春のゆるやかな
ほんわかした曲調は、分数コード
メジャーコードなどで柔らかく
聞かせる。
サビの歌詞が粋だ
♪あ!気持ちが動いてる
たった今 恋をしそう〜❤️
予感というより自己暗示。
それにこの作品もそうだけど
日本語と英語の単語が混じり合った
歌詞が登場しはじめた
♪ちょっぴり走りすぎたかしら
風が吹いていたわ
やっぱり頭の上は ブルースカイ
今までのフォーク系のシンガーソングライターなら
やっぱり頭の上は 青空
って表現だと思うし
ちょっと英単語に変換するだけで
オシャレ感がでてくる
ニューミュージック
だけど
また
今度書くつもりだけど
日本語と英語の混じり合った歌詞が
これから全盛期を迎えていくんだけど
その流れの逆をいったのが
松本隆さんであった
日本語の美しさを表現していった
文学的な雰囲気でまた、オシャレに聞こえるのが松本隆さんだったし
その対局として
ユーミンや中島みゆきさんや
この尾崎亜美さんがいたわけだ
比較的中島みゆきさんは
フォーク系の最後の表現者だったりもする
尾崎亜美さんの出現とヒット作が出ることで
女性シンガーソングライター
歌姫たちの群雄割拠が始まっていく
これから竹内まりあさんや
山下久美子さんあたりが
歌姫に加わっていく
ピュアなレディは
誰。