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1975年の吉田拓郎 その29 提供曲 風の街 山田パンダ

2019-06-19 20:10:37 | #1975年の吉田拓郎
拓郎さんが懐かしむように
慈しむように
この歌を大切に思ってきた
ことが
最近なんとなくわかる気がする。
 
作詞 喜多條 忠さんは
何度も言うけど
73年の神田川から74 75年と本当に
良い作品を書き続けてきた。
 
原宿が若者の街として
その中心で文化を回している
その自負の中にいた一人
拓郎さんもやはりあの頃の風景
あの頃の香り
一生懸命だった青春の時を
過ごした原宿の街
新宿から原宿へ移り変わり
渋谷 六本木と文化と
流行発信が移りゆく
時に、
確かにその流れの中に身を置いていた
今はもうその面影を探すのが
難しいのだろうが
歌の中には
その情景が今も鮮明に
良かった時代を
映し出してくれているはずだ。
 
 
「風の街」
風は流行を意味し、その華やかな街に
身を置いて自分の存在が
輝いていた頃
懐かしむことも悪くない。
あの頃があって、今がある。
 
そしてその風は流行という風は
気まぐれでまた、どこか違う場所へ
吹き始める。
 
常にその波に乗っていたいと
願い
その風に吹かれていたいと
思う
 
若さだけが得られるその
特権という名の風は
変わっていくもので
そこにいたものたちを
取り残し
置き去りにしていく。
 
 
1975年は分水嶺の年
激しかった70年前半の物々しさ
がひと段落し、
これから風向きが変わろうとしていく
そんな変わり目の年
潮目が変わった年
「風の街」
はまさしくそのことを象徴的に
 
僕と君で歌っている。
 
♪道の向こうで手を振った
大きな声でサヨナラ言った
アイツをふっと思い出す
今も元気でいるだろうか?
 
思い出と共に忘れ去られようとしている
風の街で
懐かしすぎる友達や
人に言えない悲しみすら
 
風が流行が運んでしまう
そんな街だった。
 
 
編曲は瀬尾一三さん
コーラスはシュガーベイブ あの山下達郎さんがコーラスパートをアレンジしている。
レコーディングの時
に初遭遇 吉田拓郎と山下達郎
時代がここから変わり動き始めていた。


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