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1975年の吉田拓郎 その28 提供曲 僕のエピローグ 猫

2019-06-19 14:30:55 | #1975年の吉田拓郎
吉田拓郎さんが作詞だけで
作品を提供することは
そうそう珍しいのとではないけれど
 
どんなふうに作って欲しい、どんな
メロディを乗せて欲しいと
思って詩を渡すのだろう
と考える。
 
「僕のエピローグ」は1975年を最後に
解散した猫の最後の歌でもある。
アルバムエピローグにはいってもいるし
シングル発売での
作品として、
タイトルどうり
最後なのである。
作曲は常富喜雄 大久保一久
だ。
カレッジフォークという趣の曲だが
イントロは
ドノバァン の「砂と泡」
を拝借したような感じだ
 
吉田拓郎と駆け抜けた猫
拓郎のバックを担当したり、そしてそれぞれの個性を生かし
猫として活動し始めた矢先75年に解散。
 
この歌は拓郎さんの最初の奥様をイメージして聴いていくと
そのようにも聞こえるし、
まず、そんなことはないのだろうけど
とても切なく、やりきれないそんな思いを
綴った詩になっている。
 
むしろ拓郎さん本人が曲をのせるより
常富さんや大久保さんに
のせてもらったほうが出来上がりとしては
良かったのかもしれない。
 
75年つま恋のセカンドステージで本人歌唱は初披露。
 
その後
歌われてないこの昭和の名曲は
 
今日 拓郎さんは
コンサートツアーで回っている。73歳という年齢だがそれを感じさせない
エネルギッシュなステージを展開している。
本人もエピローグとか、アウトロとか
エンディングを迎える気持ちでステージや
活動の締めくくりを考えている
節がある。
以前75年つま恋を最後に歌手をやめようと考えたこともあったりだとか
86年の2回目のつま恋も
人生最良の日にするといって、
まことしやかに
拓郎 引退!
の文字が一人歩きした。
何度となくつまずきながら
そのままフェードアウトしようと、
幕を引こうという思いを重ねながら
今日まで歌ってきた。
吉田拓郎さん。
 
僕のエピローグ
若い頃のどうしようもない
やるせなさを超えて
今日に繋がる歌として
75年という年に発売されていた。
 
 
白い雲がポッカリ
心の中に浮かんでる
シラケるんだ 口癖の
タバコふかして 夢を見る
あの娘が消えちまったよ
あの娘が消えちまったよ
幸せになれよと
言われたのは
僕の方だったよ
 
風の中で振り向く
あの娘の笑顔がありそうで
やっちまえよと言いながら
喧嘩けしかけ 知らん顔
あの娘が死んじまったよ
あの娘が死んじまったよ
弱虫は嫌いと言ってくれよ
負け犬のこの僕に
 
 
いろんな奴に誘われて
帰らない日も多かった
「淋しいんだ」とつぶやいて
今夜死ぬよと 赤電話
あの娘は行っちまったよ
あの娘は行っちまったよ
生きるなんて辛いと笑っておくれ
 


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