明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

白い駅

2020-06-06 06:06:00 | 散文 詩 


眩い日差しに

遮られ

息を切らして改札抜けて


夏向きのシャツ

腕まくりの日焼け跡


風の凪いだ午後 

日差しの照射角

ホワイトアウトのフレームの中


滴り落ちる滴

ベタつく肌に

まとわりつく

温い風の匂い


挑発を繰り返す

太陽


だんだん

白く

色が抜けていく


しなびた枯れた声が

下りのホームに

電車を迎えいれる


行けるところまで

夢の入り口まで

進むんだ


せきたてる希望と

欲望は若さの証


手にした切符を握りしめ









最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。