まぁるい 光は
漆黒の闇から
口を開け
通風孔のような
この世の抜け道
満月の夜にだけ
できる道
ススキの穂で払った
か細い線が
黒く畝る波立つ海面を
鎮めて
心に隠し持った
おどろおどろしい
恐れと怯えは
悠久からの
捨て場所をもとめ
祈りと願いで
この空に飛ばす
夢を見たんです。
硝子玉を砕いて
空に投げつけて
キラキラと月の光に
重なって仕上がってく
見事に映った過去や、未来。
眩く弾けて
沈まない月
登らない太陽
反転させて
掌の中に握りしめ
熱病に罹った
一瞬の扉への
月の回廊
まぁるい 光は
漆黒の闇から
口を開け
通風孔のような
この世の抜け道
満月の夜にだけ
できる道
ススキの穂で払った
か細い線が
黒く畝る波立つ海面を
鎮めて
心に隠し持った
おどろおどろしい
恐れと怯えは
悠久からの
捨て場所をもとめ
祈りと願いで
この空に飛ばす
夢を見たんです。
硝子玉を砕いて
空に投げつけて
キラキラと月の光に
重なって仕上がってく
見事に映った過去や、未来。
眩く弾けて
沈まない月
登らない太陽
反転させて
掌の中に握りしめ
熱病に罹った
一瞬の扉への
月の回廊