9月1日は関東大震災が起こった日。いまは防災の日と呼ぶ。
「リーダーの決断」のタイトルでnhkがその時のリーダーたちが
多くの命を救ったという例を集めていた。
震災の報道は多くが非惨で悲しいニュースで占められている。
人の命が救われたという話にはほっとする。
中で、南三陸町の話が多かった。水産加工場の社長は車で会社
から逃れようとする社員たちに乗車を許さなかった。必ず家に帰る
だろうからだ。「すぐ高台へ逃げろ」
余裕のあった主婦たちがおにぎりを3万個をつくり被災者に配られ
た例はコメどころならではの結束。
住民に避難を呼びかけ続けて沢山の町民の命を救った町女子職
員の話は今も胸が痛む。その職員は波に呑まれ亡くなったからだ。
私はいまも、女子職員は生きた観世音菩薩だったと思っている。
10月に私は石巻市に行く。南三陸町にも足を延ばす。私にできることは
亡くなった人達のご冥福を祈ること。お経を読むこと。